時にはイタリア人のように

2006/11/15(水)22:20

400字詰め

    昨日の問題 原稿用紙といえば400字詰めが多く使われていますが この400字を決める元を作ったのは誰でしょうか? 1、お坊さん 2、お医者さん 3、印刷屋さん (正解者無しでした) 答え 1のお坊さんでした 説明はちょっとトリビアで     今日の問題 1995年に六月八日にスペースシャトル・ディスカバリーの 打ち上げが予定されていましたが中止になりました さてなぜ中止になったのでしょうか? 1、UFOが頻繁に見られた為 2、燃料が足りなくなった為 3、キツツキが機体に損傷を与えた為 さてどれでしょうか?     ちょっとトリビア 原稿用紙といえば400字詰めが多く使われていますが この400字を決める元を作ったのは実はお坊さんだったのです 1654年に明の僧の隠元(いんげん)和尚が持参した大蔵経という お経を、日本三大禅宗ひとつの黄檗宗(おうばくしゅう)の 住職、鉄眼禅師(てつげんぜんし)が、この大量のお経を印刷して 刊行することしました その為に大量の木版を手作業で作らなければいけなく 鉄眼和尚は25年の歳月をかけて6万枚という大量の木版を 彫りあげました(鉄眼版といわれている) この木版の字数が20×20の400字で詰めだった事から これにならって原稿用紙の字数が400字になったと いわれています     返事 陸奥くにあきさんが高校生の時の話し 高校二年生の時にクラスに非常にカワイイ子がいました その子は一年生の時は非常に活発でクラスの学級委員もやり みんなの人気者でした しかし二年生になると同時に人とあまり話さなくなり クラスの一部からは「不良といる所を見た」とか 「夜に繁華街で見た」などの噂が立ちました しかし一年生の時から彼女の事が好きで見ていた陸奥さんは 彼女がどうしても不良と付き合っているからとかの理由で 皆と話さなくなったりするとはどうしても思えませんでした そこで陸奥さんは思い切って彼女にその事を聞くと同時に 告白もしようと彼女を呼び出しました 「好きだ」と伝えると彼女は複雑そうな顔をして 「ごめん」そういいました そして不良たちと付き合っているのかと聞くと 彼女は何も答えませんでした 陸奥さんは付き合うのを断られたからといって彼女の事を 嫌いになれるわけもなく、彼女が前にもましてクラスで 孤立していくのをみて、とてもつらい思いをしていました 告白から1ヶ月ほどたった頃から彼女が学校を休む日が増えて ついには来なくなってしまいました クラスの皆はこのまま学校を辞めるんじゃないかと 噂をしていましたが、先生に確かめると言葉を濁しながら 「辞めるとは聞いてない」そういうだけでした 彼女がそれからすぐに亡くなったと聞いたときには クラスの皆は驚きました 彼女のお葬式に出席した次の日に先生がいいました 「彼女から口止めされてて言えなかったが  彼女は春休みに病気を宣告されて先が長くないと  医者から言われていたんだ  それでも、学校だけは最後まで行きたいと言っていてな  あまり皆と仲良くすると別れがつらくなるからと言って  皆と距離をおいていたみたいだ」そう言って 彼女がクラスに一人一人に宛てた手紙を渡されました 彼女からの手紙を読んだクラスの中ではあちらこちらで すすり泣く声が聞こえました 陸奥さんも自分宛ての手紙を開き読んでみると こんなことが書いてありました 「陸奥君、心配してくれていたのにゴメンネ  告白してくれた時は本当にうれしかったんだよ  私も一年生の文化祭の時に一緒に実行委員をやった時から  陸奥君の事好きだったから  でもね、お医者さんから余命を告げられて  すぐに別れなくちゃいけないんだと思って  良い返事が出来なかったんだ  それが陸奥君の事を傷つけると分かっていても  私にはどうしようも出来なかった  本当にゴメンなさい  陸奥君カッコイイからすぐに彼女できるよ  応援するからガンバッテネ  ありがとう、そしてさようなら                     ミズキ」 (本当はもっとたくさんの思い出が書いてあったらしい) 陸奥さんはこの手紙を読んで、クラスのみんなの前で 号泣しました、しかし誰もそれを茶化したり笑ったりする 者はいませんでした 男子は陸奥さんが彼女の事を一年生の時から好きだと知っており 女子は彼女が陸奥さんの事を好きだと知っていたからです 陸奥さんは何度か付き合って欲しいと言われましたが 彼女の事が頭から離れずに付き合う事が出来ませんでした 彼女が死んでから3ヶ月ほど経ち、年末を迎えた頃です 町にはクリスマスソングが鳴り響き、町はお祭りの雰囲気が 漂い始めていました 陸奥さんが家に帰る途中に彼女に良く似た人を見かけました 思わず彼女を追いかけていくと 着いた先は死んだ彼女の家でした 彼女の家の玄関前で立ち尽くしていると 家から彼女のお母さんが出てきました お母さんは陸奥さんの顔を見るなり 「もしかして娘と同級生だった陸奥さんですか?」 と声をかけてきました 「はいそうです」というと家に招き入れられて 一つの箱を渡されたのです 「娘はもし奇跡が起きて治る事があったなら  陸奥君にこのプレゼントを渡したいと言っていたの  私がもしクリスマスまで生きられれば陸奥君に  自分の思いを伝えたいそう言っていたのよ」 そして二つのクリスマスカードを渡されました 一つには治ったとき用の 「私も好きです、もし良かったら付き合って下さい」  もう一つには 「嘘ついてゴメンネ、頑張って彼女作ってね」 そう書かれていました プレゼントを渡されて帰りながら陸奥さんは (こんな事されたら、忘れるものも忘れられないよ) そう思いながらまた涙がこぼれました     この話し終わり

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