時にはイタリア人のように

　　　　昨日の問題

ありきたりな事を「月並み」といいますが
この言葉を最初に言ったのは誰でしょうか？

1、石川啄木
2、正岡子規
3、直木三十五

2、正岡子規 （777sugaさん）
（さすがにこういう問題は強いですねー）
答え
2の正岡子規でした
説明はちょっとトリビアで

　　　　今日の問題

第一回国民栄誉賞にも選ばれ、今年のＷＢＣでも日本を
世界一に導いた「王貞治」さんが高校生の時に記録した
ものはどれでしょうか？

1、ランニングホームラン
2、サイクルヒット
3、ノーヒットノーラン

さてどれでしょうかは？

　　　　ちょっとトリビア

考え方がありきたりな事を「月並み」といいますが
この言葉は正岡子規がした「月並み俳句」批判がきっかけです
月並み俳句とは旧派俳人達が行っていた
毎月行われる俳句の会の事で
この俳人達が行っていた会を正岡子規は
「卑俗陳腐にて見るに堪えず、称して月並調という」と
批判して「月並み俳句」といいました
そこから古い感覚や平凡な事を「月並み」というように
なったのでした

　　　　一家心中

山根義行さんは、色々な事があり、精神的に追い詰められて
自殺未遂をした時でした

目を覚ますと、病院のベッドの上で
傍らでは両親が心配そうに山根さんの顔を見ていました

耳には父親の
「義行、死んじゃいかんぞ、死んじゃいかん」の言葉と
母親の泣き声だけが聞こえていました

それからしばらくして家に帰り、昔の写真を見ていると
写真の中に一枚の写真が見つかりました

それは小さな男の子が両親と写っている写真で
見たことも無い子供でした

母親に誰かと聞くと、何も教えてくれず
父親に聞くと「お前のお兄さんだよ」と教えられました

自殺に関して異常に反応する父親は兄の思い出話と一緒に
こんな話を教えてくれました

父親は自営業を営んでいましたが
不況のあおりもあり、経済的にどうにもならなくなりました
毎月赤字ばかりで、ついには借金が1億円を超し
一家心中しようと思った時がありました

その時悩んだのが、息子の義男くんをどうするかでした
施設にでもあずけようと思いましたが
泣きじゃくる義男君を手放す事が出来ずに
一緒に自殺する事に決めました

そして車の中で練炭自殺をしたのでした

しかし発見が早く、両親は助かりましたが
兄の義男君だけが亡くなってしまいました

両親は自分達だけが生き残ってしまったという思いから
何度も自殺をこころみましたが
その度に義男君が出てきて
「お父さん、お母さん、死んじゃ駄目だよ」といい
失敗しました

そんな息子の言葉に、思いなおした両親は
借金も何とか段取りをつけられるようになり
それ以後、自殺という言葉に
異常に反応するようになりました

その話を聞き、山根さんはハッと気がつきました
そう言えば病院のベッドで眠っている時に
父親が言っていた言葉だと思っていたのですが
「義男、頑張れ、死んじゃいけない」と
子供のような声が聞こえていた事を思い出しました

その後、山根さんは、いつも兄が自分を
見てくれているような気がして
自殺など考えなくなったという事です

　　　　この話し終わり