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人を育てるということは難しい。俺の持論はこうだ。
会社に入って仕事をすること、お金をもらうことは、目的ではなく『手段』だと思っている。何の手段かというと、人間として成長していくための、手段である。 人間は社会人として生まれてきたわけでもなく、お金を稼ぐために生まれてきたわけでもない。競争して、他人より上位に立つために生まれてきたわけではないのだ。だから、手段を目的にしてはいけないと思う。この本質を根底に考えていくと、追い込まれたときや、決断に迫られたときの判断基準がブレることはない。仕事であっても、基準はあくまでも「人間として」で考えていかなければいけない。 でも、こんな意見もあるかもしれない。 『人間としての教育なんかしていても、売り上げは上がらない。そんなものは売り上げを上げるためには必要なく、もっと効率良く売り上げを上げる方法を教えていくことが、会社としての役目だ。』 言っていることはわかるし、否定もしない。なぜなら、その部分だけで判断すれば正論だし、必要なことだからだ。ただ、それだけでは足りないことを訴えたい。人間としての道徳とか倫理とか愛を基準に仕事を教えていかないと、判断基準が売り上げとか効率だけになってしまう。人を教育するにあたって、その根っこの部分をきちんと意思統一しておかないといけないと思う。そこがバラバラなのに人を増やしても、収集がつかなくなってしまい、崩壊の一途をたどってしまうことになりか ねない。 もし俺が社員なら、売り上げだけを追いかけている上司の下では一生働くとは考えないだろうし、自分が成長できるとも思えない。 「人を育てる」とは、方法や手段だけを教えるのではなく、理念や哲学から教えていくことが大切だと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.06 11:36:25
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