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カテゴリ:東京 目黒区の石仏
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今日は中目黒付近の庚申塔の続きです。 寿福寺門前の庚申塔 上目黒5-16 寿福寺の山門前に四基の石仏が並ぶ。それぞれに美しい花が供えられていた。 右から 地蔵菩薩立像 明和2(1765)台の正面に「奉造立地蔵尊」脇に勧化講中。 隣に地蔵菩薩坐像 宝暦9(1759)風化が進み、像ははっきりしない。 金剛界大日如来坐像 天保5(1834)台の正面に南無阿弥陀佛と彫られているが、 像は智拳印を結んでいるように見えるので大日如来ではないかと思われる。 台の側面に再建主とあり、子歳女、寅年女と刻まれていた。 左 庚申塔 寛文6(1666)舟形光背 六臂。立派な光背を持つが日月、邪鬼、二鶏 三猿、いずれも見当たらない。彫りは細かく丁寧な仕事だ。 六本の手の持物が珍しい組み合わせ。上左手は法具だろうか?上右手はかんざし? 下左手には索。下右手は蛇。前右手に剣、左手に法輪。弓矢は見られない。 宿山(しゅくやま)の庚申塔 上目黒5-5 寿福寺の前の道を東に歩くと、交差点の右角に数基の石仏が並んでいる。 右から聖観世音菩薩立像 元禄3(1690)光背左に結衆敬白。台に数名の名前を刻む。 隣 庚申塔 元禄5(1692)日月 青面金剛立像合掌型六臂。足の下に聞か猿を彫り その脇に二鶏。猿の下に十数名の名前が刻まれている。 塔の右側面「奉尊躰庚申供養二世為安樂也」その脇に結衆とある。下部に見猿。 その下にやはり十数名の名前を刻む。塔の左側面は空間が狭く写真は撮れないが 年号と下部に言わ猿が彫られていて、三面合わせて三猿となる。 左 庚申塔 延宝3(1675)地蔵菩薩立像。光背右「奉造立庚申供養為二世安樂也」 下の丸い台には施主として十数名の名前が刻まれていた。 一番左 庚申塔 宝永5(1708)日月雲 青面金剛立像 合掌型六臂。光背左に年号。 右に「奉造立庚申供養為二世安樂也」続いて脇に施主と刻む。 ちょうど青面金剛の足のあたりから一部崩れている。向かって左に見えるのは 邪鬼のお尻?三猿も真ん中の聞か猿がかなり損傷している。三猿の両脇に二鶏。 下の部分には施主名が刻まれているようだが、これも真ん中は読み取れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.10.12 10:44:24
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