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私家版 さいたまの石仏

私家版 さいたまの石仏

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☆いたやま☆

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自転車とカメラが趣味で、気軽に写真を撮っています。
お地蔵様や庚申塔などの石仏にはまってしまいました。

さいたま市の石仏探しの参考書として
「石の文化財-浦和の石造物」浦和市教育委員会
「郷土の石佛 写生行脚一期一会」酒井 正

私家版さいたまの石仏のホームページ版は
http://saita-seki.jimdo.com/

2013.11.19 ブログ開設
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2014.11.30
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今日は目白不動の最終回です。

DSC_0937.jpg

不動堂の壁沿い、墓地へ向かう石畳の坂道の両側に多くの石仏が並んでいる。

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左側の手前から 如意輪観音坐像 宝永2(1705)個人の戒名が刻まれている。

DSC_0941.jpg

隣 庚申塔 寛文8(1668)唐破風付角柱 日月雲 青面金剛立像。下部に三猿を彫る。

DSC_0942.jpg

青面金剛は三面六臂。右手に法輪、左手にショケラか。後上の手に戟と独鈷杵?
下の手は弓矢。右脇に「奉待念庚申講一座二世安楽所」左脇に年号。

DSC_0944.jpg

三猿は椅子に腰掛けているようで面白い。三猿の下に12名の名前を刻む。

DSC_0946.jpg

両側面にはしっかりとした雄鶏と雌鶏が彫られていた。邪鬼こそいないものの
寛文期としては相当豪華な感じがする。

DSC_0951.jpg

奥に地蔵菩薩立像 寛文10(1670)上品な佇まいの地蔵像。舟形の光背上部に梵字。
光背右には「奉供養地蔵二世安樂所」足の両脇に施主と思われる名前を刻む。

DSC_0948.jpg

庚申塔の真裏、背中向かいに聖観音立像 享保6(1721)これだけは本堂の方を向く。
光背左に出羽國村山郡と読める。ここに立つ所以は不明。仔細はわからない。

DSC_0954.jpg

道の右側 手前から 庚申塔 延宝4(1676)唐破風付角柱 正面 日月 梵字の下に
「奉建立庚申塔婆二世安楽攸」右脇に年号。続いて施主敬白。下部に聞か猿。

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右側面 願文の下に数名の戒名。下部には見猿が彫られていた。

DSC_0961.jpg

左側面には言わ猿。この三猿も可愛い。三面とも猿の下に十数名の名前を刻む。

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隣に六字名号塔 宝永(1709)正面に「南無阿弥陀佛」右側面には年号を彫る。

DSC_0964.jpg

左側面「奉回國六十六部供養為法界利益」脇に天下和順 日月清明と刻まれている。

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その奥 庚申塔 万治2(1659)山型角柱 正面彫り窪めた中 阿弥陀三尊の梵字の下
「奉信敬庚申禮三年講結衆諸願成就」下部に三猿。その下に数名の名前を刻む。

DSC_0976.jpg

右側面には立派な雄鶏、左側面には雌鶏が彫られていた。この地域の特徴か、
邪鬼よりも二鶏のほうがポピュラーな存在のようだ。三猿は欠かせない。

DSC_0979.jpg

途中に墓地の黒い門扉がある。この先は右側、不動堂の壁沿いに石仏が並ぶ。
まずは門扉の陰に不動明王坐像 造立年等、詳細は不明。

DSC_0980.jpg

続いて美しい如意輪観音坐像 延宝8(1680)舟形の光背に「奉建立観音菩薩尊像」

DSC_0981.jpg

隣に十一面観音立像 元文5(1740)光背の上部が欠けて翼を拡げているかのようだ。

DSC_0986.jpg

頭部正面に阿弥陀如来の化仏をいただき、その下に様々な表情の佛面を彫る。
観音様は憂いを秘めた女性的な美しい顔立ちをしている。

DSC_0987.jpg

最後に丸彫りの聖観音菩薩立像 享保17(1732)やはり頭部に阿弥陀如来の化仏。
女性的な丸みのあるお姿だがキリッとした厳しい表情を見せている。

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墓地への道を登りきり、すぐ左に曲がるとその左手に徳本上人の名号塔があった。
天保11(1840)下の台の正面に13名の戒名 側面にも十数名の戒名が刻まれている。






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Last updated  2014.12.03 08:35:58
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