2020/06/17(水)22:34
パターン
まー何を書きましょうか。
ここらの継続して書いていたことから、
ちょっと脱線です。
本を読みますか?私はよく読みます。
動物と暮らすのに参考になるものはとりあえず目を通します。
そこで参考になりそうな本として度々紹介する漫画があります。
ゴットハンド輝
これ面白いです。
あまり小難しい本を紹介しても仕方がないので漫画をお勧めします。
私は何回も読んでいます。面白いですよ。
これで健康や病気がわかるという事ではないのですが
読んで何を感じるかご自身で感想を持ってください。
この本では病気、健康、医師のパターンが見えてきます
今回お話をしたいのは、
女の子が調子が悪くて入院するも
異常が見られずに詐病とされたお話です。
学校で調子が悪くなるのに検査で見つからないので
それはウソ病とされていました
入院をしてイロイロ検査をするのに
見つからないので詐病とされて・・・
そんなお話。
詐病と判断したのは主役の「輝先生」の同僚医師で
輝先生は退院後も検査を重ねて
心電図もズット計測ができるモノを持たせて生活させて
やっと心電図に異常があることを発見して
詐病ではなく病気で、治療が始まっていくことになります。
ざっと端折りましたがこんなお話で
検査をしても異常項目がある検査をしないと
異常は出てこなくてなんの病気かわからないんですね。
これもよくお話をすることですが
皆さん「言葉に縛られてしまいます」
どういうことかと言えば、
言葉で設定している範囲以上の物事を抑えられていると勘違いしてしまっているのです。
そんなことないよ
ここはまだ自由だよ・・・そういうの八方塞がりを感じて
どうしようと悩んでいる人が多くいます。
抑えないといけないポイントと
別にいいポイントを吟味できていないので限界を感じるんですね。
正攻法ではその通りなのですが
他の方法もあるよ
まだやっていない選択肢があるよってことです。
自分が結局何をしたいのかが大切なんですね。
この漫画の最初の頃に女の子が交通事故で
鉄パイプが体を貫通して大変なことになりました。
その手術風景のお話はいいのですが、
体を貫いたので食事がしばらくできません。
女の子はご飯が食べたいと騒いだんですね。
結局輝先生は閃いていろんな歯磨き粉を用意して
味を楽しめるようにしてこの女の子はすごく喜びました。
ご飯が食べれないのは変わらないけど
味を楽しむことができる欲求を満たしたんです。
女の子は自分で味を感じたいと言ったのではないのですが
輝先生は食事は無理だけど、
女の子が満足する答えを提供したんですね。
ご飯は食べさせられないけど代替案。
本人は言葉ではご飯が食べたいと言っているけど
味を感じられることで満足するんですね。
本人が何で満足をするのかを輝先生は考えたわけです。
言葉で縛られる・・・
よく獣医さんが「こういっていたから
そうなるものだ」と受け止めてしまう人。多いですね
体調不良だけど、血液検査をしても異常がないから
病気ではないと思う人。
獣医さんが言うから
本に書いてあるから出た結論に
思考停止してしまう人がおおくいます。
結論を急ぎ「コウデス」と断定的に
言われたり、書いてあれば理解するのは容易かと思いますが
現実はそうなんですか?
言葉に縛られて思考停止していませんか?
獣医師の診断はその獣医師の個人の見解です。
他の獣医師も同じことを言うかもしれないし
違うことを診断するかもしれません。
これって大切な前提は、診察した獣医師の個人的判断であって
絶対的なものではないってことです。
そこでセカンドオピニオンと言う違う先生にも意見をいただこうってなります。
この別の獣医さんに意見をいただこうと行動する人は
主治医の獣医師の言葉の縛りから自由な心がある人です。
中には獣医さんの言う通り、受け入れてしまう人もいます。
これがいい悪いは私は言いません。
時には獣医師が他の病院に掛からないようにと言い、
血液検査も見せるだけにしている
それでいて夜間救急を受け付けてないので
それでよそに行ったらもう診断しないという獣医師もいます。
こんなことを言われれば、
そこに行かないという選択と、
セカンドオピニオンの選択を失う人もいます。
いい悪いは私は言いませんので
自身で判断ください。
獣医さんにそういわれたらシュンとなって
可能性を感じられなくなる人も多くいます。
でも、それはその先生の個人的見解で
他の獣医さんには対応の術が有るかもしれないのです。
いい悪いではないですが
八方塞がりと思っている人は
こんな選択もある、この検査をしていないって
なかなか気が付けないのは
思考停止してしまうんですね。
その原因が言葉に縛られているんです
縛られていませんか?
よくあるのは、調子が悪くて病院に行ったときに
血液検査、触診エコーをやって異常がないと
異常がないですね。様子を見ましょうとして
時間の経過で問題があれば病気が大きくあったり
知らずに健康に戻ることがあります。
問題なのは本当は異常が有るのに
その獣医師が見つけられないで
時間の経過で悪化をする事です。
よくあるのが血液検査をしても異常がなかったという事
具合が悪いのに検査では出ない。
それは、異常が悪い数値項目を検査をしていないから出ないのであって
異常のない項目をしていても、異常は現れないんですね。
一般的な生化学検査をしていても
出ない時には出ないんです。
それでも一通りの血液検査をしたので
異常はないと思ってしまう人
これが心が縛られている現象です。
昔こんなことがありました。
お客様が個人的に体調が悪いので総合病院で検査を繰り返していても
異常がなくて、時間が経過していました。
そんな不調を聴いたので
「甲状腺の検査をしてみては?」と伝えたら
異常がでて治療が始まったことがありました。
その時に読んでいた本が甲状腺の本で
そこに書かれていた項目に良くはまっていたので
「甲状腺を確認して」って繋がりました。
まあ、たまたま当たっただけですが
不調が有っても検査項目を検査しないと
異常が出ないんですね。
病院の先生も真摯に考えて検査をしても異常が出てこなかったのです。
ですから検査を繰り返すのですね
動物病院ではどうでしょうか?
検査をたくさんするのもどうかとも思いますが
決まり決まった検査だけで
診断していませんか?
いろんな検査をし過ぎるのも良くないですが
異常のある項目の検査をしないと「わからない」ってことなんです。
さっきの漫画ではいろんな医療のパターンを覗けます。
女の子は詐病と言われて原因がなかったことを
詐病ではないと信じた輝先生は異常を探ろうとしたってことです。
異常を探るための検査をしないと異常は出ない。。これは大原則です。
繰り返しますがいろんな検査をすればいいのかと言えば
検査が苦しいと思う子もいるし、費用も掛かるので
なるべく最低限の検査で異常をつかめればいいのですね
それが理想ではありますが。
獣医さんに異常は有りませんと言われれば
それで納得するかもしれません
体調不良があればどこかに異常は有るわけで
これまで行った検査では異常がなかっただけで
この子に異常がないという説明ではないんですね
ともかく、言葉をきちんと理解して
可能性を潰さないように
柔軟に獣医さんを会話をしましょう