2020/11/20(金)00:50
【ズバリ】断定的に
ズバリ書いてみます。
フェレットの幸せのために
フェレットは病気をしやすく、病気のデパートと言う人までいます。本当なのでしょうか?
私の結論はフェレットの病気の多くは栄養不足で起こっていると考えています。ですから栄養素を過不足なく与えれば、持ち前の生命力で体を作り維持して健康を保とうとします。これは私が20年超研究して結果を出しているのは必要な栄養素の種類と量、そしてその形状を見極めて対応していると体調の変化が見られることから、こうした場合は「栄養不足」であるという理解になります。
つまり栄養素を過不足なく揃えれば、生命力があれば健康を保てるとすれば大いなる可能性があることをまず認識いただければと思います。
ではなぜ栄養不足になるのか。専門のフェレットフードを与えていればいいのではないの?は、フェレットは栄養需要に季節、気候、年齢健康状態などで大きく変化するためです。それが不調に表れ、それぞれの対応で不調が消えるので判断できます。
一定の栄養素の量を与えていればいつも大丈夫と言うのは人間でもないのです。
その子、その子に必要になる栄養素を、その都度与える工夫が大切です。
栄養需要に変化をするのは原因はそれぞれイロイロありますが、フェレットには副腎疾患、インスリノーマ(膵臓ガン)があり、これらは共に性ホルモンとインスリンホルモンの生成過剰が体調不良を産んでいます。これらのホルモンは平たく表現をすると栄養消費を促すホルモンで、そのために栄養需要が大きく変化します。
では、なぜ副腎と膵臓の問題が多く起こるのでしょうか?これは長く研究してきた今の想いは、避妊去勢手術をすることで起こる性ホルモンを作る指令の「命令ホルモン」が余ることで起こると追跡しています。
なぜ副腎と膵臓で癌になりやすいのでしょうか?これは癌の発生原因を活性酸素とするとその場所で酸素を使う活動が、避妊去勢をしていない状態よりも多くなるというのが私の考えです。活性酸素に関しては尿検査で可視化できますので各自確認をするとよろしいでしょう。
フェレットは3、4歳から副腎癌・膵臓癌(インスリノーマ)が起こりやすいのはなぜでしょうか?それは、そのころに活性酸素に対応する酵素生産能力(高分子抗酸化物質のSODなど)が下がるためと考えています。それは人間で言うと40才から下がってくるのと同じ仕組みだと捉えています。この状況になると栄養(低分子抗酸化物質のビタミンA・C・Eなど)などを使い活性酸素を消そうとします。すると栄養需要が増加しますので栄養不足になりやすくなります。その後に栄養不足によるいろんな症状がいろんな所で起こりだします。
副腎と膵臓の問題はどちらが先に起こるでしょうか?私は副腎から問題が起こると思っています。眼に見えて膵臓が先に出ることがありますが、それは副腎の細胞が痛んでいないだけで異常の始まりは副腎だと追跡しています。
つまり栄養の消費がその都度違い、栄養不足でいろんな不調に繋がっているというのが私の結論です。肝機能障害、尿路疾患、腹水胸水、白内障、下痢などのよくある病気は栄養管理で改善できるので、わたしからすれば対応の難しい不調ではありません。そしてその機能も私なりに理解できています。
副腎疾患とインスリノーマが動物病院で管理できないのはなぜでしょうか?それは病気に対しての知識が獣医さんが不足しているためです。特にインスリノーマは別に薬が必要な病気でもないのです。病気のメカニズムを理解すれば、栄養管理で薬効成分を使わなくてもそれなりの状態にすることができます。それはその能力をフェレット自身が持っているということです。その仕組みがあるということです。
要するに動物病院の処置が不適格なので上手く行っていないのです。適切に対応すれば健康に成るでしょう。
フェレットには強い生命力が確実に備わっています。その力を使って力ずよく幸せに健康的に過ごすことができる動物です。残念ながら私たちの家族になるときには避妊去勢されてしまい、この欠点もありますが、他の動物で早期避妊去勢でフェレットと同じような問題は起っていません。
常に変化する栄養需要を追いながら、少しの不調はかまいませんので栄養管理をすると確実に健康でいる時間は増えるでしょう。しっかりフェレットのことを理解して行動してみることをお勧めします
今回はわざと断定的になるべく短い文章量で説明することをしてみました。
各々の情報はさらに詳細に理解されるといいと思います。