【図書館】思ったこと:2・変化する栄養需要の認識ない?
前回の続きです。 正直、ペットの栄養関係の本は少ないです。まとまって記されている本もありますが、そういう本は手にできれば読んで、入手して、でもそんなに冊数は多くないです。 私は犬は物心つく前からずっといて、アヒルからウサギからいろんな動物がいつも家にいました。とりだてて長生きするわけでもないので動物園という形ではなくて順番に。 ある年齢からは動物はお金と交換する「買う」という感覚ではなくて譲っていただける命という感覚でいます。 余剰の動物はどこにでもいますし、譲っていただいて自分なりに大切に接しています。 結構イロイロ譲っていただけます。 なんでもかわいいし、思うことはどんな動物も愛されたいんだ・・・って想いです。 話がずれました。 動物の命は獣医さんに任せておけばそこに答えがあると思っていましたし、何度も書いているように獣医師という存在があれば動物との暮らしには不安がないと思っていました。 が、現実は違ったのですけどね。 そこで、フェレットが病気が多くて世界のどこにも答えがなくて研究を始めていった経緯でおそらく犬や猫の栄養を考えている人と違う認識ができているのかもしれません。 というのも、犬との暮らしにそんなに不安ないしなー フェレットは自分で調べないと命を救えないという強い使命感があったのでやり込んで既存の知識にないことを探そうと躍起になっていました。 「これはこうですよ」という答えではなくて、 別々の出典元の情報を合わせて一つの答えを作る手法を採っていました。 だからそのパーツになる情報源としてイロイロ導入してきました。 それで性格が悪い私もいろいろと考えができても行きましたが、人と接してどんどん性格が悪くなっていく自分もいます^^ ペットの栄養に関する本を読んでいてもそれぞれ筆者は人間の栄養分野の本をよく読んでいるとは感じられます。学問の進みからしてまだペットの栄養分野は比較的新しい分野なのかもしれません。 それでも、(人間)栄養学 の発展を調べているとその歴史のなかに存在する動物実験は多様なペットの生理メカニズムそのものを記されているモノが多くに出会います。でるから直接ペットの栄養についての情報は少なくても、ペットの栄養学という学問が文章化されて世の中に提示されていくのは今これからなのかな?とも感じます。 前回紹介しましたようにQ&Aの記述が多く栄養素の名前とサプリやハーブがどの病気に有効という紐づけの情報形態が主流と感じました。 どうしてその栄養素が薬理成分が大切でどんな時に与えるのかという記述は少ないです。 人間の栄養学の知識があるそれぞれの筆者なら知っている事柄も書いていないってことだと思います。 なんの成分(栄養素・薬効成分)がなんの病気に有効 こんな記述が目立ちますし、読者さんもそういうわかりやすい内容を期待しているのだと思います。 難しいこと書いてあっても予備知識がなければ理解できないから軽い内容なんだろうな・・・と感じてもいます。そういう本もあってもいいと思いますがもっと踏み込んだ内容を一般書で知られればと思うのです。 専門書には私が期待する内容ではないですが踏み込んだ研究の内容などに触れることができますがその情報がある場所に行かないと出会えないわけでまだまだ希少で貴重な内容なんだと思います。 こんなにインターネットが発展して簡単に情報に出会えるような世の中に急激になっても、これからのことなんでしょうね。 ペットの健康系の本を読んで感じたことは繰り返しますが非常にわかりやすくてこんな病気の時にはこんな栄養素・機能成分・ハーブ・サプリというQ&Aの記載が目立ちます。 でも私は栄養系に初心者さんならそういう情報でとっつきやすいと思いますが、それをやっていて限界・・・期待する結果が出ないところにすぐに出会うと思います。 単純に本で書いてあることをやって病気が簡単に治れば動物病院必要ないでしょ。通院を重ねる必要ないでしょ。 これって私が2000年前の2年間、文字面は理解できても結果が伴わない現実でなんでだろうって思っていた通りのことが起こると思います。 手作り食の本でも食材が書いてあってこの体調不良には○○が豊富な✖✖を与えましょう。 という記述や、豊富な栄養成分が、と紹介されている食材も数値にしてみたら比較すると豊富かもしれませんが量は微量です。 言いたいのは普段の健康管理にはいいのかと思いますが手作り食の食材は期待するような栄養素が供給できるのか私は経験上疑問視しています。 そこで、病気になった時にハーブなり栄養素なりを与えても良くならない理由を書いてある本が少ないなーと。 ある程度はできると思うけど、壁があるなーと。感じるわけです。 その壁を越えるには、栄養素の需要の変化とそれに伴う調整 が私は必要だと考えています。でも、そういう本なかなかペットの分野にはなくて寂しいです。