さっちゃんと9人家族

2010/02/17(水)00:48

跳ばせてあげたかったなぁ

出来事(92)

 今朝はバンクーバーオリンピックでフィギュア ペアのフリーがありましたね。 最近TVではアイスダンスやペアの競技を見せてくれないので、久しぶりに見ました。以前にもまして高度なテクニックになっていることも目を見張るところだけれど、何よりリンクに二人いる、カップルがいるということがどれだけ空気を変えるのか、ということがより一層強く感じられました。もちろんシングルのときだって違うのだけれど・・・それがカップルの力というものなのでしょうか! 世の中のカップルたちもみんなこんな風に違うんだなぁて思います。いったん滑りはじめたら、もちろん違うプログラムで曲も振付もコスチュームも違っているのですからそのカラーの違いは明白。 見えてくる部分の違いだけでなく、見えない選手たちの心の在りようも演技の中ににじみ出ています。昨日初めてのオリンピックであんなにのびのびと滑っていた川口悠子さんが今日は最初のスロージャンプでミスをしてしまいました。あ、何かあったな?と思ったらやっぱり直前にスロー4回転への挑戦をコーチから止められた。 名コーチと名高いタマラ・モスクビナ・コーチとしては、ロシアの12連覇更新を考えれば安全策をとらざるをえなかったのかもしれない。でも選手は人間でありその心は機械じゃなかった。 やるぞ~、そのために頑張ってきた。 この特別の機会に失敗しても挑戦してみんなに見てもらいたいこの積極的な強い心はプログラムからスロー4回転を外されたとき、一緒に何かを失ってしまったのでしょう。普段ならしないようなミスを引き出してしまった。あぁ もったいない。彼女のジャンプ見たかったなぁ でも18年もペアを組んできた中国のカップル「申雪、趙宏博」組が本当に円熟した演技をして優勝されたことは良かったなぁ、と思います。競技というものはあくまでも点数化されたものの中での評価で争うことになるのだけれど、やっぱり点数に表れないものが実は点数を形作るんだ、てこのカップルが教えてくれたような気がします。 申雪、趙宏博さんたち、地元にフィギュアの学校を作られたそうな。きっと素晴らしい先生になられるだろうな・・・川口さんもまた挑戦できる機会にあなたの素晴らしい滑りとジャンプ見せてくださいね。  

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