さっちゃんと9人家族

2010/10/03(日)23:18

マザー・テレサ生誕100年記念映画祭(2)

本、読み物、講演より(131)

   もう一つ見た「マザー・テレサの祈り 命それは愛」はマザー・テレサが初めて日本に来日されたときのことを描いた映画でした。そこで最も印象的に残っていることは看護協会だったかな、そこでマザーが講演をされた内容が、まだ生まれていない子どもたちを、安易に葬り去っている日本の現実に触れられたことでした。分っているだけでも80万件、ておっしゃっていたのではないかしら、届けられていないものはその2倍はある。つまり200万人以上の子どもたちが生まれることなくその命を絶たれている。いかなる理由があっても、人が人を葬るなんてことはあってはならないです。生まれていない子どもたちも確かな人であって、母の胎内にいる子どもを大切にできない大人や社会が生まれてきた子どもたちを愛せるでしょうか?と語っておられました。200万人といえば、京都市の人口が140万人ぐらいなのだから、はるかに超えていますね。こういう出来事に出会った母たちは、なんとも思っていない? いいえ、私はそうは思いたくないです。 産む決断をするチャンスを持つことができなかったんだと思います。その時はいろんな理屈で自分を納得させている。けれどももし産むことを選ぶことができたら、きっとそのお母さんたちは、今私が思うように、子どもたちがいてくれてよかった、と思われるだろうと、私は想像することができます。こういう大切なことを、自分だけではなく、真剣に語れる誰かとの出会い、実際にどうやって産みどうやって子どもを育てていくか、そこに力になってくれる隣人が必要なんですよね。私もそういう人の力になりたい、とこの映画を見てますます思いました。  

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