2011/08/10(水)01:13
「オペラ座の怪人」(4)
次世代育成企画バックステージツアーそうそう、舞台の周りを取り囲んでいる像やモチーフはパリオペラ座のものでした。
バックステージツアーのとき、舞台監督さんが解説をしてくださったのですが、その時子どもたちからたくさんの質問があり、その中の一つに
「舞台の周りを飾っているものはどんな意味があるんですか?」
というのがあったのです。
私はオペラ座バレエのDVDは大のお気に入りで「The sleeping Beauty(眠りの森の美女)」や「Romeo & Juliet(ロミオとジュリエット)」など良く見るのですが、それらは近代的な劇場バスティーユで演じられていますが、「La bayadele(バヤデール)」はガルニエ宮で舞台周りに重厚な彫像が付いていて深紅のカーテンになっています。たぶんここが「オペラ座の怪人」の舞台周りを飾っているもののモデルになっているのですね。なかなか凝った作品です。ほかにも子どもたちの質問はたくさんあって鏡に映っていたファントムはどうなっていたの?
最後の場面でファントムが消えたのはどうして?
床からたくさんのローソクが出てきたけれど、どうなっているの?舞台監督さんはどの質問にも真剣に答えてくださるのですが、中には
「ファントムは魔法が使えるのでね・・・」
と秘密になってしまうものもありました。舞台の上に乗ったのは子どもたちだけでしたが、近くで見てみるとずいぶん舞台がせまいのにびっくりしました。あんな中で良く踊ったり瞬時に場を変えたり・・・、本当に一公演するだけで大変なことです。しかも舞台担当の方は10数人だそうで、暗い中で間違いなくやっていくことは一筋縄ではありませんね。ということで、ステージに姿を現さない人たちもつわものぞろいの劇団四季です。