バレエのサマースクール

 　　今週に入ってAとWのバレエ・サマースクールが始まりました。 5日間だけなんだけれども、毎年この5日間の最終日にミニ発表会のような形で、子どもたちの成果を見せてもらうことができます。もちろんひとつの作品を5日間でマスターすることなどできるはずがないので、前もって7月の初めぐらいから取り組んで最後の仕上げをこのサマーですることになるのですが、今年はもっと振付に時間をかけているので、9月半ばまでかかるかもしれません。というのもかなり長い作品だからです。まだ曲の全容すら分かっていませんが、オープニングだけで10分以上、中間にはadagio、そして最後にフィナーレがあるようです。全体が仕上がっていくのが本当に楽しみ!先日ほぼ出来上がったadagioを見せてもらいました。 音楽はMozartのPiano　concert の2楽章を使っているのですが、ゆったりとしたテンポの中で、ふくよかで気品のある美しいきらめきと希望を感じさすメロディこれを白クラス（バレエを初めて2～4年）の子どもたちに振りつけているのです。とても驚かされました。 普通こういう曲は少なくとも中学生以上のせめて6，7年はバレエをやってきているダンサーたちに踊ってもらうでしょう。　でないと曲が台無しになってしまう。けれども初々しい小さな子どもたちの姿が不思議に曲にマッチしていて、かわいらしいのです。あぁ～、この子どもたちの未来を見てみたい！！そんな思いがわきあがってくるのです。　不思議だなぁ…、ほんとに不思議・・・