ZONE解散ライヴ記事
ZONE花嫁衣装でさよなら 1万人ファン絶叫 8年の活動にピリオド 女の子4人組の人気ロックバンド「ZONE」が1日、東京・千代田区の日本武道館で解散コンサートを行い、約8年間の活動にピリオドを打った。会場は超満員のファン約1万人でギッシリ。2001年のデビュー曲「GOOD DAYS」からラストシングル「笑顔日和」まで全24曲、集大成のステージを披露した。最後のあいさつでは全員が号泣。最初に脱退を申し出たMIZUHO(18)は「この春、高校を卒業して、ゆっくり考える時間がほしかった。本当にわがままですが、ごめんなさい」。MAIKO(18)は「みんなの心の中で歌い続けます」、TOMOKA(18)は「ファンのみなさんの支えが一番でした」。人生の半分をZONEで過ごしたというMIYU(16)は「ZONEは私の宝物として一生、生き続けると思います」と涙を光らせた。 ステージを締めくくるラストは、90万枚を売り上げた代表曲「secret base~君がくれたもの~」。門出を祝って作製したウエディングドレス姿の4人は、ペンライトの光の中で涙を浮かべながら演奏。楽器を置き、スモークの中に姿を消すと、会場いっぱいに「ZONEコール」が響いた。 この日のライブには、地元の札幌からメンバーの家族も駆けつけた。今後の活動は4人とも未定。13日にベストアルバム、6月22日にこの日の模様を収録したDVDが発売される。 ◆ZONE(ゾーン) MIYU(16)、TOMOKA(18)、MAIKO(18)、MIZUHO(18)の4人組。98年に札幌の音楽スクールで結成し、01年2月にデビュー。同年8月に「secret base~君がくれたもの~」でブレークし、NHK紅白歌合戦に3回出場。03年12月にTAKAYOが脱退し、TOMOKAが新加入した。