映画特撮アニメ24/7/365☆ITOYA online

2009/06/12(金)12:14

劇『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~』シアタートラム(J3)6月9日(火)18:30 人気女優4人が小劇場で競演!生瀬演出。蒼井優の新たな一面も見所!

演劇(観劇レビュー・劇場看板・CD・DVD)(783)

人気女優4人の競演!しかも小劇場なので、休日のチケットが取れず、平日ソワレで。 しかし、平日の18時30分開演って仕事帰りには無理。主演時間の都合かと思いきや、1時間20分程度で「20時前」には終わるので、やはり19時開演にしてほしかった。 それはともかく、まさか「ネタばれ」系のものとは思いませんでした。 てっきり、シリアス一辺倒なのかと・・・。 パンフレットで生瀬さんが言っていた通り、コミカルな部分を前面に押し出されていて、とっても笑える内容になっていました。 それにしても、この4人の配役が決まった時点で、かなりの割合で成功が約束され、出来上がりも予測できたでしょう。 この4人を演出するのは、普通ならかなりのプレッシャーだと思いますが、気負いは一切感じられず、非常に自然な雰囲気でした。 一番良かったと思ったのは、蒼井優さん。 時にかわいく、時に凄みあり、普段は見れない彼女の別の面が見れた気がしてとっても良かったです。 そして、村岡希美さん。一番まともな女優の役。 全てを犠牲にして女優をやってきた、という気概がありながらも翻弄されて、自問自答する。 1人でじたばたと叫び発散する様が、勢いがあって気持ちいい。 キョンキョンは、今回は至って控えめな印象。 もっぱら受けの役目のようで、そういう意味では、力んでいない自然な感じもいい。 渡辺えりさんはもう存在感だけで有無を言わせない感じ。 役そのもの。 ある意味、ここで語られる女優像は、少し前の時代のものに感じられますが、女優というのは、男優とは「意味あい」がまったく違うと言うことを改めて考えます。 また、パンフレットの座談会で俳優さんたちが言っていた「女を母性で語っていないのがいい」という話が印象的でした。まさにその通りです。 ------------------------------------------------------------------------ ┏┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┓ ■ 生瀬勝久演出:「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」公演 ┗┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┛ ------------------------------------------------------------------------ 作:清水邦夫 演出:生瀬勝久 出演:小泉今日子、蒼井優、村岡希美、渡辺えり □東京公演:2009年5月10日(日)~6月14日(日)/シアタートラム 「舞台」に囚われた四人の女優たち。 スポットライトの当たらぬ「楽屋」で、今日も彼女たちは演じ続ける… 女優という「生き物」の凄まじい業を、辛辣かつ滑稽に、そして、愛しさと哀切に満ちた眼差しで描いた清水邦夫の傑作で小泉今日子、蒼井優、村岡希美、渡辺えりの競演が実現! この4人の絶妙な顔合わせがどのような響きを小劇場空間に放つのか、期待は膨らみま す。 この作品の演出に、生瀬勝久が挑みます。自身も俳優であり様々な女優陣と対峙してきた彼が、「女優に扮する女優たち」に、どのような視点から挑んでいくのか、注目です。 ------------------------------------------------------------------------ 清水邦夫(1) ☆ 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑よろしければ1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る