|
テーマ:映画鑑賞(676)
カテゴリ:日本映画DVD
渋谷東映の地下にあった渋谷松竹で鑑賞。(現ビックカメラ所在地)
田宮二郎主演の日英合作映画というのが珍しく、またカッコ良さそうだったので見に行きました。 当時、日本人俳優主演の外国映画(合作だけど)など本当に珍しく、三船敏郎か丹波哲郎くらいなものでした。 これをやってのけた田宮二郎は本当に苦労したでしょう。(しかも多額の借金まで) ※当時でも異例、まさかの発売だったサントラEPレコード: ![]() さて、内容は…日本人諜報員役の田宮二郎が自宅では着物姿、空手を使い、観光地を次々に調査(そのたびに地名が字幕で出た)したことくらいしか覚えていません! (まだ学生だったし) ステレオタイプではあっても、極端に変な日本人にはなっていなかったと思ったのですが。 しかし、併映の『錆びた炎』のほうが面白かったこと、パンフレットがないのが珍しかったことは覚えてます。 後日、脚本が「砂の器」の橋本忍だったと知り、また、ほとんど書き換えられてしまったとも聞きました。 もちろんDVDもなく、ビデオにはなったのでしょうか…。 (しかも『錆びた炎』は、差別表現が問題になり封印扱い?) ![]() 監督: テレンス・ドノヴァン 脚本: 橋本忍 撮影: デヴィッド・ワトキン 音楽: ロン・グレイナー 出演: 田宮二郎 ロバート・ハーディ キャロリン・シーモア YELLOW DOG 上映時間 90分 製作国 イギリス/日本 公開情報 劇場公開(松竹) 初公開年月 1977年02月 日本人が脚本を書き、日本人が主演したイギリス映画!映画史上、初の快挙なる! 世界の諜報組織が007の国に集まった-ピストルが火を噴く!拳が炸裂する!熱血アクション! -----どこかから引用した【解説】 田宮二郎主演の外国物スパイ映画だが、日本公開は遅れに遅れた珍作アクション。 諜報部員である田宮がスパイに狙われた科学者の研究論文を守るため、ロンドンに飛んで活躍する。日本語のナレーションが邪魔な気もするが、田宮自身は日本食をイギリス人に振舞ったり旅客機をハイジャックしたりと色々頑張っている。脚本が「砂の器」の橋本忍というのも凄いが……。 ☆ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m
[日本映画DVD] カテゴリの最新記事
「イエロー・ドッグ」は未見なんですよね‥‥
田宮氏が力をこめて作った映画だけど 興業的にふるわなくて、 それがもとで負債がふくれあがって 結局ああいう結末を迎えてしまったという因縁の作品‥‥ とでも言いましょうか。 亡父の話では、田宮氏はとても真面目な人で、 撮影の休み時間には、いつも難しそうな本を読んでいて、 大スターなのに、スタッフや後輩役者に尊大な態度もほとんど見せなかったとか。 真面目な人ほど自分を追いつめてしまうもんですね。 (2009.11.03 17:41:52)
モイラ2007さんコメントありがとうございます。
>「イエロー・ドッグ」は未見なんですよね‥‥ >田宮氏が力をこめて作った映画だけど >興業的にふるわなくて、 >それがもとで負債がふくれあがって >結局ああいう結末を迎えてしまったという因縁の作品‥‥ >とでも言いましょうか。 当時はこういうことを海外とする俳優さんは少なかったでしょうね。すごいです。 >亡父の話では、田宮氏はとても真面目な人で、 >撮影の休み時間には、いつも難しそうな本を読んでいて、 >大スターなのに、スタッフや後輩役者に尊大な態度もほとんど見せなかったとか。 > >真面目な人ほど自分を追いつめてしまうもんですね。 ----- そうですね、まじめそうでしたね。 でも作品は永久に残ります。 (ただ「イエロー・ドッグ」はDVDで見れませんけれども・・・) (2009.11.03 18:52:13)
はじめまして。
昔のラジオの深夜放送で、ゲストだった田宮二郎さんが話していた内容は40年以上たった今でも忘れません。 ある日本人が海外で打ちひしがれていて、 偶然この映画をみたそうです。 そして、感動して一念発起しその当時のハワイのレストランだかの料理長になったという話です。 この話を聞いて、ぜひ見たいと思っているのですが、現在まで見たことがありません。 (2020.03.14 19:03:12)
どこかで見たい映画さん、はじめまして。貴重なお話、書き込みありがとうございます。私もまたどこかで観たい!のですが未DVD、名画座も減ってしまった今となっては難しく…。ラストは田宮二郎演じる主人公が現地の刑事たちにバカにされながらも事件を解決、笑い声にエンドクレジットが流れて終わった、というようなかすかな記憶を思い出しました。
(2020.03.16 00:14:22)
|
|