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CUTE BEATは、2008年6月に女性だけで結成されたユニット。
メンバー全員が、演劇集団キャラメルボックス俳優教室の2007年度卒業5期生です。
前回第1回公演を同じ劇場で観てから、早1年以上。
自然消滅したかなぁーと思いきや(失礼)、やっと第2回公演になりました！



今回も前回同様、ハートウォーミングで笑いと涙あり、ダンスと音楽も活用した、小さい劇場ながらもキャラメル教室OGらしい作品。
（ちなみに、前回も芝居＋「料理器具での音楽演奏」という一味プラスというテーマがあったようですが、今回は芝居＋「手品」でした。）

観ていて少し照れるような可愛いお芝居で、そこがいいところだと思います。
女の子の幽霊とその案内人の、女の子が無事”成仏”するために奮闘する物語。
（この設定は･･･ちょっとありがちかもしれないけれど。）
子供の視点を忘れずに描いた子供の心と、親の立場になった視点からみた子供の心が、うまく反映されていて良かったです。

出演は女性５人のみ。
主人公の小学生、音羽役は池田沙織さん。
病弱でいつも自信なさ気な生前と、病気の心配がなくなって明るく元気になった死後の演じ分けが楽しい。
それとは正反対に、引っ越して以来会えなかった友達は、元気いっぱいの人気者だったのに、今や中学生で進路や両親の不仲に悩んでいる様子。
こちらはなんとも元気がない。
音羽は、この友達のために一肌脱ぐのですが、あの世に旅立つタイムリミットの49日目が刻々と迫る。
このときを過ぎてしまうと、音羽は成仏できずに魂は消えてなくなって、みんなの記憶の中から彼女の存在も消えてしまうのだ･･･。

タイムリミットをまったく気にせずに友達のことを思う音羽の姿が、なんとも元気で嬉しくなる。
意見は分かれるでしょうけれど、私としては、こういう可愛らしいお話もいいかなっと。
気持ちがほっこりした私でした。




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CUTE BEAT 第二回公演『せぶん から～ず』
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CUTE BEAT 公式ホームページ http://cutebeat5.web.fc2.com/stage2.html

■公演日程　２０１０年４月２３日（金）～２５日（日）
■場　　所　阿佐ヶ谷　シアターシャイン
作：片野美香子+馬渕雄一　演出：ＣＵＴＥ ＢＥＡＴ
出演：池田沙織 片野美香子 森谷彩子 山岸朋子

■あらすじ
死んだ人は49日間、成仏をせずに大切な人の傍に居続けるという話を聞いたことがあります。
死者が、あの世へ旅立つ期間の49日。生と死の狭間に居るそうです。
そして49日でこの世から旅立つ全ての事を終え、あの世へ旅立つと言われています。
ここに、音羽という女の子がいる。彼女はまだ15歳。
死んでからの49日間、生前にやり残していたことを１つずつ遂げてきた。
もうやり残したことは何もない！！
…何もない！
…？
何もない…？
音羽のやり残したことは何なのか？
音羽の想いは遂げられるのだろうか…。
死んでから、49日間の猶予が与えられたとしたら、あなたは何をしたいですか？
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