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リゾートホテルのテラスに居合わせた、
非登校の女子高生と父親ら6人の男女の会話。 まさかそれがあの悲惨な事件の数々の発端になるとは…。 初「劇」小劇場、初鵺的。 女子高生のアップのチラシの前回公演時のコメントを読むと、 かなりシリアスな内容だったらしい。 迷った結果、覚悟の上で観劇。 脅したり、からんだり、上辺だけあわせてやり過ごしたり、 人の嫌な面を前面にさらして、 限られた人数と小さな舞台上に問題を提示する。 非常に無機質に変な温情を加えずに描いているのがイイ。 板倉美穂さんの厳しい表情と感情、 鵺的の平山さんの感情を内面に抑えた演技が印象的。 救いのない悲惨な行動に、逆に光を見出す二人という 何とも皮肉で、特殊な展開に驚きながらも、 見ているほうも希望を感じるという、めちゃくちゃ深い、 最近珍しい「凄い」話だった。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆↓↓↓以下、少しネタばれです。↓↓↓☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 劇場型犯罪、シリアルキラー、少年バスジャック…。 実はサイコ・キラーものだった! しかし、内に潜んだ真のテーマは人間の心。 結局は、反抗しながらも、殺人という手段で 親子を意識している娘に喜ぶ父親と、 以前は示さなかった意思と感情を 殺人という手段で表現しだした男の行動に喜ぶ女。 こういう発想は今までなかったと思う。 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m □□‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ □◆ 鵺的第二回公演 「不滅」 □□‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 脚本・演出:高木登 出演:荒井靖雄、板倉美穂、菊地未来、実近順次、 浜野隆之(下井草演劇研究舎)、平山寛人(鵺的) □□‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 夜のしもきた劇場前 高木登さん関連作:
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