江本純子さんのひとり劇団第3弾。
馬渕英俚可さん・初音映莉子さん目当てで観劇。
「目が見えない人」の体験施設を訪れた一行と、盲目の
インストラクターの、ほんの小さなアトラクション内の旅。
真っ暗なはずが、ふとしたはずみで照明がついてしまう。
そこにあったのは、橋や電車の座席と吊革、砂場、トイレの
便座など、暗闇で経験するはずの障害物の数々。
ネタが事前にばれてしまって興ざめの一行だが、
目が不自由なインストラクターだけは、それに気づかずに、
真っ暗闇でのツアーを続けようとするが…。
江本さんならでは、毛皮族のような、下ネタや毒を含んだ、
なかなか他では見れないようなシチュエーションと演技。
これを演じるのは…(やはり女優さん中心で)
主演は馬渕英俚可さん。
一番常識的な一般人OLの役。
今回は今までで一番普通で、本人に近い役柄かもしれません。
初音映莉子さんは高飛車で口が減らない後輩OL。
澤田育子さんはあまり背景が見えない役。
さすがに堂々としてます。
野村恵里さんは、ベッキーをすらっと美人にしたような容姿。
いずれもほかでは絶対見れない(澤田さんはみれるか)
格好やせりふに、多少は、引きそうになりながらも
独特の語り口を楽しみました。
この組み合わせも珍しく、しかも小劇場の目の前で見れる。
なんか、やっぱり駅前劇場でやりそうなエグイ話。
障がいのある人にも当然、悪い人も変な人もいるよ、と?
女優さんたちの演技を楽しみたいと思っているうちに、
バタバタとあっという間の2時間弱でした。
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千秋楽だから?かカーテンコールに出てきた着物姿の
江本純子さんは、舞台上の風車をその場で手にとって
「今日のキャラは水子です」みたいなことを言ってました。
やっぱり変な方です。
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劇団、江本純子 vol.3 『婦人口論』
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作・演出:江本純子
出演:馬渕英俚可、初音映莉子、澤田育子、
津村知与支、野村恵里、ノゾエ征爾
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日程:2010年7月15日[木]~25日[日]※全14回公演
会場:東京芸術劇場 小ホール1
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