劇110『月とスイートスポット』本多劇場(K16)2012.12.8(土)18時 バタバタと笑わせながら、結局切ないSFヤクザもの?
「自分が輝いていた昔が見れる」という新種のドラッグ「スイートスポット」。
中国マフィアに追われ、瀕死の状態たチンピラは、死を目前にして
自らその薬を使って、一番良かった昔を見ようとしたが、
実際には幻覚が見えるのではなくて……
私には、SFっぽい特殊な環境における淡々としたゆる~い日常…
というイメージがあるヨーロッパ企画ですが、今回は、
ヤクザ+ドラッグ+タイムスリップ=ペーソス?ノスタルジー?
ドタバタやセリフの繰り返しが可笑しくて、それに加えてSF的展開も面白い。
クライマックスでは、さらにエスカレートしたり、いきなりドラえもんのような
ベタな”人物”と設定までもが登場し、笑いに拍車をかける。
バタバタと笑わせながら、結局切なくて、なかなか良くできた作品だったと思う。
しかし、もう少し長く、この作品世界を味わっていたかった。(上演時間約1時間30分)
前回公演は観れなかったが、タイムスリップ物は作りやすいのかも。
ヨーロッパ企画の有名な傑作「サマータイムマシンブルース」しかり。
※アフタートークでは小芝居的宣伝?まであって、さすがヨーロッパ企画は
ファンサービス満点。
でも、「ヨーロッパ通信」より、普通のパンフもほしいな^^;)>
出演: 石田剛太、酒井善史、角田貴志、諏訪雅、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、西村直子、本多力、望月綾乃(ロロ)、加藤啓(拙者ムニエル/モッカモッカ)
脚本・演出: 上田誠





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