ドキュメンタリー映画
『ようこそ! “サンダーバード"スタジオへ』2018年
貴重な現場裏話の数々とメイキング写真・映像の数々
ノスタルジックで少し切ない
『サンダーバード』などスーパーマリオネーションやSF作品を数多く残した「センチュリー21プロダクション」のスタジオだった建屋の解体を前に、デヴィッド・レーン監督ら元スタッフたちがスタジオを訪ねて当時の製作の舞台裏を話す、ドキュメンタリー作品。
ドキュメンタリー本編は36分ですが、いい意味で長く感じます。
それは、皆さんの現場ならではの話や、当時の本編映像にメイキング、スチール写真が細かくふんだんに挿入されていて、飽きさせない豊富な内容のせいだと思います。
中には、公開中の「サンダーバード55」の元になった映像に関する話、映像も出てきます。
最後、過ぎ去った賑やかだった製作当時を想うと、ノスタルジックで少し切なくなります。
特撮・模型デザイナーのマイク・トリム・インタビュー(29 分)も必見。
担当することになったきっかけから、デレク・メディングスとの関係、人形がなくなってスタジオを特撮で広く使えるようになった「謎の円盤UFO」の話など、興味深いです。
ここでも当時のメイキング映像・写真が随所に挿入されます。
他に、劇場版2作品のダイジェスト+解説の「鑑賞の手引き」も収録。
こちらは、2作とも結構辛辣な?客観的な?評価もあったり、映画のエンドマークを見せていたりして微妙な部分もあります。
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本作と映画2作のBOX