映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』
2021年
時間をさかのぼって思い出す、みんな違うはずなのに、
描かれている「自分の時代」。
あの頃があって。今がある。
2022.2.20.キネカ大森
キネカ大森、名画座二本立て「夜空はいつでも最高密度の青色だ」と二本立て。
「夜空は~」にも、渋谷が頻繁に出てくる。
2020年、46歳のボクは、ほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない”あの頃”を思い出す。
…1995年、ボクは”普通”が嫌いな彼女に出会った。
振り返ると苦しくて痛くて、でも懐かしい、誰もが通ってきた、一人ひとり違うはずなのに、同じような、普通の日々。
その時その時の渋谷、公園通り、原宿、サブカル文化(ビューティフル・ドリーマーとか!)や、ポケベルや携帯電話…。
確かに自分も映画の中にいた。その出来事をいくつも経験してきて今がある…泣けた。
主演の森山未来、伊藤沙莉が演じるそれぞれの時代の彼、彼女が素晴らしい。