雑誌『宇宙船 Vol.176 2022.春』
イヤーブック付録だが
今号も「通常運転」でマンネリ化が著しく
「読んでいても楽しくない」
いつから特撮スーツ特写専門誌になったか?
2022.4.1.ホビージャパン刊
全130ページのうち、巻頭から81ページまでが、東映作品(仮面ライダーシリーズ+スーパー戦隊シリーズなど)。
そのうち半分以上が、ヒーロー・スーツの特写。
あと26ページ程度が円谷・ウルトラマンシリーズ。
さらにその半分以上もアニメ「ULTRAMAN」「GRIDMAN」のリアル・スーツの特写。
その昔、情報では「特撮ニュータイプ」に負け、東映ヒーローでは「特撮ヒーローMAX」に負けていた時代に、唯一、特長として勝てたのが、スーツの特写だったため、それ以来、本誌の目玉、名物として今に至りますが、旧作記事があまりにも少なすぎます。
全体で旧作品関連は10ページ以下。
今号も、放映中の番組関連の紹介とインタビュー、スーツ特写がほとんどという「通常運転」で手一杯で、本誌に目玉になるような特集が無いのが面白くない。
たまたま今回は、年に一度の恒例「イヤーブック2022」が特長ですが、これも例年通り。
「大怪獣のあとしまつ」はいいが、「ゴジラVSコング」がブルーレイ紹介情報程度というお寒い内容。
写真も通常版のジャケ写のみ!
今や、特撮マニア向けだった『特撮秘宝』も無く、それどころか『映画秘宝』すら休刊。
『東映ヒーローMAX』も次号の発売は不明という中で、唯一の特撮専門雑誌がこのありさまというのが悲しいです。
バックナンバー 品切れも?