レビュー『バッド・ランズ 地獄の逃避行』1973年作品アメリカ
無軌道な青春の果て、伝説的アメリカン・ニューシネマ・ロードムービー
シシー・スペイセクが強烈な印象を残す
2025.3.16.新宿ピカデリー
「地獄の逃避行」のタイトル(何と酷い…)で深夜テレビ放映された作品が劇場初公開。
アメリカン・ニューシネマと言えば荒涼とした砂漠、ロードムービー、犯罪、荒んだ青春、悲惨な末路、そして、バッド・エンドというイメージそのままだった本作。
少女の目の前で父親を射殺、二人の逃避行が始まるというショッキングな幕開け。
二人は犯罪を重ねながら旅を続ける。
無軌道な青春の果て、とでも言うのだろうか。
主演は若きマーチン・シーン。
それよりも際立っていたのが、これまで「キャリー」の印象ばかりが強かった、シシー・スペイセク。
そのそばかすの顔が美しく、切ない表情がとても印象に残る。
父親役で「デリンジャー」「ガルシアの首」のウォーレン・オーツが出ているが、出演シーンは短各見せ場が無い。
当時、流行っていたアメリカン・ニューシネマを、名画座やテレビで観て、その暗い内容と結末に暗澹たる気持ちでいっぱいの日々だったことを思い出す。
#シシー・スペイセク #バッドランズ #バッド・ランズ







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