レビュー『先生の白い嘘』2024年
あまりに一方的で過激な暴力、性加害描写に激しい嫌悪感。
インティマシー・コーディネーター却下という現実の問題。
今更ですが、やっと書ける心境になり。
2024.7.6.シネクイント
公開時劇場で鑑賞したが、予告編からサスペンスと思っていたが、性暴力を描くドラマでした。
奈緒演じる主人公の女教師が、風間俊介演じる男から、ただただ一方的に性加害を受け続ける展開に、激しい嫌悪感を感じさせる。
さらに、女教師はそれに対する怒りから、こともろうか、何の抵抗もできない自分の学校の男子生徒を攻撃するという無神経さが酷い。
それでも終盤、彼女が活路を見出し男に反撃するも、男はひるむどころか激しく逆上し、これまで以上の激しい暴力をふるい、重傷を負わせてしまう。
このことが彼女の親友でもある、男の婚約者に知れることになり、これで終わるかと思いきや、なんとその親友は男をかばう行動に出る!
すると今度は、婚約者の生まれる子供の親になることが耐え切れず、自首するという始末。
罪を抱えて生きるのではなく、刑務所に入ることで罪も許され、親になることからも逃げるという、男にとっては、自己中心的な、やり逃げのハッピーエンドではないか!
主演の奈緒がインティマシー・コーディネーター導入を希望したのに監督が却下したことが当時ネットで報じられ、監督が記者会見。
その会見の様子と内容は、まさに、本作品中で「何もなかった」という説明を強要されるシーンそのものでした。
公開時、パンフレットも急遽販売延期、後日中止に。
あまりに重い映画の内容と現実の問題に、これまでレビューどころでありませんでした。
入場者特典『先生の白い嘘』
#鳥飼茜 先生の描き下ろしのイラストカード
鳥飼茜 先生の新連載「#バッドベイビーは泣かない」が読める特典付き
2024.7.6.シネクイント
#鳥飼茜 #バッドベイビーは泣かない #先生の白い嘘 #インティマシーコーディネーター


デジタルサイネージ『先生の白い嘘』
2024.6.22.新宿ピカデリー