Queen of a Blue Dress

2010/07/28(水)12:02

A disk read error occurred

パソコンとかのお話(194)

一見、シンプルなメッセージなので、簡単なエラーに見える。 言っていることは「ディスクの読み出しでエラーが発生したよ」だ。 ふ~ん、エラーかぁ、と思ってしまうが、実のところこのエラーは深刻だ。 何が深刻かと言うと、このエラーはWindows起動時に読み込まれるMBR(マスタ・ブート・レコーダ)という部分もしくは、ファイルシステム(の記述)が破損しているために、起動情報が読み込めないことを指している。 このMBRのエラーは修復が難しい。破損の度合いにもよるけれど、素人が易々と修復出来るレベルではない。ファイルシステムに至っては復旧の方法はないに等しい。 HPで調べると、回復コンソールを使用して、chkdskコマンドでチェック・・・と書いてあるところもあるが、これをやってしまうと被害が大きくなることがある。少なくとも、いろいろなサルベージを試みたあとの最終手段程度に考えた方がよいかも知れない。 で、Linuxを使ってサルベージ・・・と思ったら、HDDは認識されているものの、マウントのレベルでエラーとなってしまう。装置としては認識できるけど、中身を表示しようにもファイルシステムが壊れているから、表示出来ないということらしい。 そもそもHDDにはデータが分散された形で収納されている。一つのファイルでも複数のブロックに分けられ保存される。その分散した情報(パーティションの情報も含む)を管理(どこがどう繋がっているとか・・・)するのが、ファイルシステムの役割だ。このシステムファイルが破損してしまうと、パソコンはどこになにがあるのか判断つかなくなり、起動できなくなる。 Linuxでもサルベージができず、外付けでもダメ・・・となると、打つ手がなくなる。早急に諦めをつけるしかない・・・のか? ものすごいやっつけというか、究極にやってみる価値があるかも知れない方法がひとつだけある。HDDが生きている(物理的に壊れておらず、認識だれているがデータが見えない状態)場合は、思い切ってフォーマットしてみると言うのも手だ。最近ではフォーマットしたHDDの情報を復活させるソフトもある。それを利用して、敢えてフォーマットしたHDDにして、そこから復活・・・だ。ただし、この方法の場合は時間がかかるうえ、取り出したい情報が100%取り出すことができるかどうかは疑問だ。 とりあえず、上記の方法は最終のまた最終手段とするべきか・・・。やるにしても、自己責任で。

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