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2009/10/04(日)19:42

日経平均大幅反落:識者はこうみる ロイター

株式投資(2597)

日経平均大幅反落:識者はこうみる 2009年 10月 2日 12:10 [東京2日ロイター] 東京株式市場で日経平均は大幅続落し、序盤で9800円を割り込んだ。市場関係者の見方は以下の通り。  ●米株価は調整の可能性、日経平均は今月9000円付近に下落も  <みずほ総研 シニアエコノミスト 武内浩二氏>  日本の雇用情勢は厳しい状況が続くが悪化する感じではなく、株価への影響はほとんどみられないだろう。それよりも、米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業部門指数が市場予想を大幅に下回ったことを懸念する。ISM指数は政策効果のはく落もあり、今後伸びが鈍化する可能性もある。米株価はこれまで、こうした指標を受け期待先行で上昇してきたが、これから調整に入ってもおかしくない。日経平均は、円高懸念もあるため、今月9000円付近に下落すると予想する。 ●ファンダメンタルズ、需給ともに正念場  <立花証券 執行役員 平野憲一氏>  米国の経済指標が予測を下振れ始めたことを嫌気して米株の上値トライの機運が後退し、日本株も売りターゲットとなっている。  日本株単独の市場環境をみても、企業業績のV字回復の可能性が低くなってきたとの見方が広がる一方、決算ピークを過ぎた海外のファンドマネーが安全資産にシフトし、日本株に戻ってこない可能性がある。ファンダメンタルズ、需給ともに正念場で、残念ながら強気になれない。 日経平均は当面、9750円の攻防となるが、それを大きく下放れると9500円が視野に入ってくるだろう。8月、9月の1万0100円─1万0600円のもみあいゾーンから調整ゾーンに突入しており、どこで下げ止まるかが鍵。ただ、下げ止まった後、1万0600円水準を上抜けるのは難しいとみている。今年の高値はすでについた可能性は5割程度に高まったのではないか。 ●短期的なリスク回避、マネー流出は限定的  <大和証券投資情報部長 多田羅信氏>  米国でマクロ指標の回復に一服感が出ている。しばらくはマクロの不透明感に株価の上値が抑えられそうだ。しかし、世界的な低金利は継続し、原油など一部の国際商品市況は高値を維持している。株式市場には短期的なリスク回避の動きが出ているものの、投資マネーが本格的に流出しているわけではないだろう。来週からスタートする米7―9月期決算を見極めながら、日経平均は9700円前後での値固めを想定している。 ロイター http://jp.reuters.com/ http://jp.reuters.com/investing/news

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