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テーマ:パソコン相談室(484)
カテゴリ:IT活用のヒント
コンピュータやパソコンの仕組みを学習する時に、パソコンを学ぶ場合に、パソコンのしくみについても勉強すると、理解を助けるのことになるのですが、すぐには役立たないように見えるため、敬遠されるケースが多いことが残念です。
ただ、ひと言にパソコンのしくみを学ぶといっても、何処から学ぶかということが、わかりづらいということが現状かもしれません。 パソコンの仕組みについては、雑学として少しづつ学ぶというのもひとつの方法かもしれません。 今回は、2進数とパソコンの関係について解説してみます。 パソコン内部では、情報を記憶するときに、電圧、磁性などの違いを利用しています。 この違いは、0または1に、割り当てて表現されることになります。 つまり、パソコンの基本は、0か1で表現できる世界、つまり2進数なのです。 人間にとって難解な2進数も、コンピュータは大好きで、人間が得意な10進数は2進数に変換して計算しているのです。 このようにパソコンを見つめたとき、0または1という、二者択一の判断を繰り返した結果だけが、答えを表現できる手段であり、判断する条件はあらかじめ用意されたものである必要があります。 このことが、パソコンが命令にのみ忠実に動作するという原点なのです。 そして、パソコンではこの2進数一桁を、0または1、言い換えると、真または偽を表現できる単位として、ビット(bit) と名づけています。 ある用語辞典では、「2つの選択肢から1つを特定するのに必要な情報量が1ビット。一般に、nビットの情報量では2のn乗個までの選択肢からなる情報を表現することができる。例えば、アルファベット26文字を表現するのに必要な情報量は5ビット(16<26<32なため)である。」と解説されています。 1bitの情報では、0または1、の2通りの表現が可能です。 これを、2つ組み合わせると、2bitの情報となり、00、01、10、11と4通りの表現が可能となります。 組み合わせを増やして行って、8桁の2進数での表現、つまり8bitの情報では、256通りの表現が可能となります。 パソコンで使われる情報の単位としては、ビットの他に、「バイト」(B)がよく使われます。 ハードディスクなどの容量を40GB(ギガバイト)と表現する時などに使用しています。 1B(1バイト)は、2進数8桁つまり8bitのことです。 2進数1桁つまり1bitで表現できる組み合わせは2通りですが、これを8桁並べて1B(1バイト)とすると、256通りの表現が可能となります。 この256通りの表現は、パソコン内部で「文字」の識別に利用することができます。 もともと、パソコンで扱われる文字は、アルファベット、数字、記号などだけだったので、使用する文字に番号をつけて表現する場合には、1バイトで表現できることになります。 これを、体系的にまとめると同時に、誰が使っても同じ文字が使えるようにするために、1963年、アメリカ規格協会がASCIIコードとして128文字を定義したものが現在も使用されています。 日本では、JIS規格として、この128文字に、カタカナを付加して利用しています。 しかし、パソコンで日本語を扱うことを考えたとき、それぞれの漢字やひらがななどの文字に、コードをつけると256種類では全く足りません。 そこで、2バイトを利用して文字にコードをつける方法が採用されました。 2バイトは、2進数16桁で、その表現は、65536通りとなります。 JISでは、漢字コードは、JIS X 0208で制定されています。 この文字コードでは、第一水準3489字、第二水準3388文字、補助漢字として5801文字が、コード化されています。 このほかにも、パソコンの細かい部分では2進数での処理がされています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/05 09:11:52 PM
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