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テーマ:パソコン相談室(484)
カテゴリ:IT活用のヒント
パソコンの利用に関して、「私は万年初心者です」という言葉を、何度も耳にしたように思います。 ビジネスのツールとして不可欠となってしまったパソコンに対して万年初心者では困るだろうと思うのですが、どうしたら初心者から脱することができるのが解からないというのが現実のようです。 「パソコンを道具として使う」のが理想と言われています。 具体的にどのようにすれば、道具として活用できるかを追求すれば、初心者から脱却できる方法が見えてくるかもしれません。 道具として考えるとさまざまなシーンが考えられます。 まずは、道具選びです。 例えば紙を切る場合には、はさみ、カッター、定規、ペーパーナイフなど、人によっても使う道具が異なります。 また、どのように切りたいかによって同じ人でも道具を使い分けるかもしれません。 つまりは、道具ということであれば使い分ける必要があるということです。 電子メールが便利になったとはいえ、すべてのコミュニケーションを電子メールで取ることは不可能です。 当日の約束を一方的に電子メールで送っても相手に届く保証はないからです。 自分のしたいことは、パソコンでできるのか?、パソコンが一番効率的なのか?のふたつを考えて使い分けることが肝要なのです。 新しい道具は、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。 例えば今では無意識に使っている「はさみ」でも最初は上手に紙を切れなかったのではないでしょうか? 微妙な力加減は、何回も使ううちに切りたい量にあわせて無意識に調整できるようになったはずであり、それまでには何度も失敗を繰り返してきたはずです。 慣れるためには、失敗を恐れてはいけないのです。 失敗を繰り返すことが上達への早道なのです。 パソコンを使って処理をすると、最初は時間がかかっても、慣れれば一番効率的になるのか、慣れたとしても今までの方法がより効率的であるのかを、考えてみる必要があるようです。 そして、道具は決められたことしかできない。 「はさみ」は、力を加えただけ紙を切ることができます。 同じはさみで、同じ力のかけ具合であれば、切れ方は同じです。 違うはさみを持ってきたときには、当然切れ具合は異なります。 無意識とはいえ、切れ具合を想像しながら、力を加えているはずなのです。 パソコンを使う時にも、結果を予想して操作をする必要があるのです。 たとえは、ワープロソフトで、中央揃えのボタンを押せは、選択されている行がセンタリングされます。 このとき、ボタンを押す前にセンタリングされたイメージが頭の中にあるはずです。 そして、ボタンを押した後、イメージどおりに画面が変わって操作が無事に終わるのです。 結果を想像しながら操作する習慣を付けることが、初心者脱却の第一歩かもしれません。 最初はしっかり意識しないといけないですが、慣れれば無意識になっていきます。 「道具として活用する」・・・はさみ以外の道具とも比較してみてください。 そしてもうひとつ、はさみも紙を切る以外の使い方があるかもしれません。 時には、いつもと違う方法を試すことも必要なのかもしれません。 とにかく、慣れることと失敗を恐れないこと、上達のためへの心がけのようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/08 03:27:15 PM
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