4月2日より、「第○回」で始まるシリーズで掲載している記事は、2002年の5月から、月1回の連載として、あるメールマガジンに投稿させていただいたものです。
昨日の「
第7回 電子コミュニケーション」と、本日の第6回との順序を間違えて掲載したのは、単なる勘違いですので、ひとつのご愛嬌ということで、お詫び申し上げます。 ご了承ください。
2~3年前に書いた記事ということで、内容が古くなっていないかどうかの危惧を持ちながらも、大きな違いを感じることはありませんでした。
第7回の記事の中で、
今晩食事にでも・・・」という誘いを電子メールでしたときに、目的が達せられる可能性はかなり低いと思われます。
という問いかけに対して、
ほっぺ@Day’sさんより
PCで送受信のときは難しいね でもさあ・・・それって携帯メールだと簡単にできるけど
とのコメントをいただきました。 たった2年で大きく情勢が変わってきたのでしょう。 しかしながら、ゆきひろの携帯に今晩のお食事のお誘いメールが届いた場合を想定してみると、たぶん、お約束の時間が過ぎてからメールの受信に気が付くなんてことが起こりそうです。
電子メールが届いていても、意識して読まないと、意思が通じることはないのです。
先日の福岡での地震の際に、固定電話も携帯電話も、発信規制がかかって繋がらなくなったけれども、携帯メールだけは通じたことが、あるメーリングリストで話題になりました。 携帯メールが便利になったという証拠だと思います。
携帯メールが繋がった理由として、電話に比較してデータ伝送量が格段に小さいことが思いつきますが、もっと大きな理由は、電子メールは遅延しても問題が無いということです。 電話はお互いが同時に接続する必要があります。 携帯メールは、ほぼ同時に繋がっているように感じていても、発信者と受信者が同時に繋がっている必要がないのです。
昔は、電子メールは行方不明になることもあるという認識で利用していたと思うのですが、最近の利用者は、電子メールの到着が遅れることも我慢できないようです。 電子メールは、もともと不安定なものだという認識をもって利用することが求められています。