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テーマ:パソコン相談室(484)
カテゴリ:IT活用のヒント
■ Windowsで利用される正式名称 「デスクトップ」について、いろいろと書いてみようと思いますが、直訳をするとすれば、たぶん「机の上」。 これがどういうものかを紹介する前に、名称について感じることから紹介しておきます。 パソコンを利用するときに、一般的に覚えた方が良いと言われるものとして、それぞれの正式名称を挙げられる方がたくさんおられます。 もし、このことに関して質問を受けたときには、最初に「覚えようとすることが、それだけで負担になるようであれば、無理に覚える必要はありません。」と、回答するようにしています。 もちろん、その後に、覚えた方が便利なことが多いことの説明をつけ加えています。 Windowsで使われている正式名称は、どれも耳慣れない言葉が多いので、覚えづらいという言葉を良く聞きます。 これは、マイクロソフト社が英語で開発した名称を日本語に翻訳しているという理由が考えられます。 マイクロソフト社が決めた名前は、いかに変な名前だと思っていても、その名称が、利用者の間で共有されているということが、名前を覚えることの最大のメリットです。 というよりも、これ以外の理由を思いつきません。 つまり、その名称で、利用者間のコミュニケーションがスムーズに行なわれるということです。 例えば、「画面上に表示された枠の左上にある×印のボタン」と表現すれば、多くの人に伝わるとしても、「閉じるボタン」と表現した方が格段に早く意味が通じます。 特に、いろいろな質問をするときには、正式名称が、お互いのコミュニケーションを効率よくするためのツールであることは間違いないのですが、正式名称を使わない人を非難する必要もないと思います。 少しぐらい時間がかかっても、伝われば問題がないのですから・・・ ■ デスクトップ では、正式名称で「デスクトップ」と表現した場合、見た目では、画面全体を表現しています。 用語辞典を調べてみると、「WindowsなどのOSを起動したときに表示される基本となる操作画面のこと。 ファイルの操作やアプリケーションソフトの起動などを行なうことができる。」と表現されていました。 パソコンがどのような状態であるかとか、処理を行なった結果は、画面に表示される内容を確認することが一般的ですので、「デスクトップ」は、実質的にはパソコン全体を表していると言ってもいいかもしれません。 「デスクトップ」はその名前のとおり、この画面全体を机の上に見立てています。 画面上に配置されたアイコンなどを、机の上の道具として考えると、表示されるウィンドウは、本やノートに見立てることができます。 机という概念で考えると、当然引出しがあることが想定でき、ハードディスクなどのドライブがこれに相当します。 ■ ディレクトリとフォルダ Windowsでは、利用できる資源を、デスクトップを頂点として階層的に管理しています。 このツリー構造を、昔はディレクトリと呼んでいました。 Windowsを普及させるにあたって、階層構造を強くイメージさせないための手段として、マイクロソフト社は、「フォルダ」という表現を使うようになりました。 つまり、「ディレクトリ」と「フォルダ」は呼び方の違いだけになります。 したがって、この階層構造を理解することは、パソコンを活用する上で、不可欠であることになります。 今回は、この階層を表示してみることで、階層構造を確認していただきたいと思います。 ここに紹介するのは、できるたけWindowsのバージョンの違いを意識しないで、階層構造を表示させる一例です。 皆様の環境ではもっと簡単に表示できる方法がある場合もあります。 ■ 階層構造を表示してみる 1.インターネットエクスプローラーを起動します 2.メニューバーの「表示」メニューをクリックします。 3.表示されたプルダウンメニューから、 「エクスプローラーバー」をポイントします。 4.表示されたサブメニューから、 「フォルダ」をクリックします。 ■ 表示された階層構造をチェック デスクトップを頂点とした階層が表示されます。 使用しているパソコンの設定によっても異なりますが、デスクトップの文字の下から出た線は、「マイドキュメント」「マイコンピュータ」「マイネットワーク(ネットワークコンピュータ)」などに分割されています。 デスクトップの中身がこれらに分類されていることを表現しています。 このとき、「マイコンピュータ」の前に、四角で囲まれた「+」の記号が表示されています。 この記号をクリックすると、記号が「-」に変わるのと同時にマイコンピュータの中身を見ることができます。 階層構造を引出しと見立てれば、「+」のクリックで引出しを開けて中身が見える状態にする、「-」のクリックで、引出しを閉めて、できるだけ全体像が見えるようにする、という風にて意義付けられるでしょう。 「+」も「-」も表示されないフォルダが時々ありますが、これは中身がないフォルダを表しています。 これで階層が少し理解してもらえると良いのですが・・・ 次回は、「フォルダ」「ファイル」について紹介したいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/14 02:24:11 PM
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