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テーマ:TVで観た映画(3973)
カテゴリ:未DVD化作品
![]() 実は、本ブログ"一点豪華"のルーツは、「黄金のランデブー」にありました。 クライマックス、テロリストのボスのカレラスが原爆を止める鍵を持っていないことを知ったカーターが、絶望の淵で真の黒幕に出会います。そこで彼が、羽佐間道夫の声で言ったせりふ。 「感謝しますよ」 えええぇぇぇぇ!? 憎っき敵のラスボスに、なんてお言葉を! 完全にガツンとやられました。この予定調和の崩し方に、正直シビレきった!! この瞬間、心の一本決定。 もちろん、映画自体も面白かったのは間違いないです。中2の土曜深夜に放送されたこの作品、地方誌のラテ欄は「豪華客船ハイジャック」。「黄金のランデブー」の「黄」の字もありません。なので、私は裏番組の「シドニー・ポワチエ/一発大逆転」を観ていたのですが、タルかったのでザッピング。画面に現れたのはリチャード・ハリスの顔と場違いなシンセのテーマ曲。 「黄金のランデブー」やんけ! これが本作の初鑑賞でした。なんかテンポが異常に早くて、BGMがでしゃばりすぎで、乗客がマシンガンで蜂の巣にされる強烈バイオレンスにあんぐりと口を開け、カレラスを倒してあとは原爆を止めるはずなのに、訪れるゲームリセット。そして、 「感謝しますよ」 これぞ"一点豪華"! やっぱ映画には、予想を裏切る<イッちゃってる>ところがないと、通俗作品として埋もれてしまいますからね。 で、この後28年間の<ソフト化>の旅が始まるわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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