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カテゴリ:起立性調節障害
私も娘のmomoが「はじめてこの起立性調節障害と診断された時、この病名を聞くのもはじめてでいったいどういう病気か解らなかったのが現実でした。
そこでどんな病気なのか? 少しご紹介しますね。 ☆起立性調節障害の症状 症状はとても多彩で、クラクラする、腹痛、頭痛、身体のだるさ、吐き気、食欲不振、顔色が悪い等の症状が組み合わさって起こってきます。朝は起きられない状況から始まり、午後から夜にかけては元気が出てきます。 表にO.Dの診断基準となる症状を示します。3項目以上当てはまれば、O.Dが疑われます。 ☆起立性調節障害のチェックリスト 大きい症状(特徴的でよくみられる症状) □立ちくらみや、めまいをおこしやすい。 □立っていると気持ちが悪くなり、ひどいと倒れる。 □入浴の時や、イヤなことを見聞きすると気持ちが悪くなる。 □少し動くと動悸や、息切れがする。 □朝なかなか起きられず、午前中は調子が悪い。 小さい症状(ほかの病気でもみられる症状) □顔色が青白い。 □食欲がない。 □腹痛を時々訴える。 □疲れやすい。 □頭痛をしばしば訴える。 □乗り物に酔いやすい。 ☆どうして起こるの 人間の体には、自律神経という血圧や全身の血流を始め、体の機能を調節する神経があります。 この反応が遅れたり(急に立ち上がった時の、血流の調節の遅れによる立ちくらみや目眩。)寝ている時と起きてる時の切りかえが遅れたり、体の成長に自律神経の発達が追いつけなくて、バランスを壊したりします。 年齢的には小学校高学年から中学生に多く女の子の方がやや多い様です。 ☆診断 診断は上記の問診項目が主となります。 貧血を含め他の疾患がないことを確認します。 次に起立試験をおこないます。しばらくの間立ってもらい、血圧や脈拍をチェックします。 その変動によってO.Dの有無を推察します。 検査は午前中の方が良い様です。 上のチェック項目をみて、今までかかってきた小児科でいくら貧血すると訴えても、持病の気管支アレルギーの薬しか処方して貰えず、あまりに貧血がつづくので検査の出来る総合病院に行って相談したところ、この病気がはじめて解ったんです。 もし、朝起きられないや、腹痛・頭痛がつづいてる。長く立っているとフラフラしてしまう何て症状をお持ちのお子さんひょっとしたらこの病気かも知れません。 人に寄って症状は似ている物の、難度は色々だそうです。 娘も、朝起きることは普通の人以上にすぐ出来たりもします。でも数値は決して良くない・・ 子ども自身が無理をしていることも、多いかも知れません。 早く見つけて治療してあげましょうね。 momoは今のところ、メトリジン(昇圧剤)を朝と昼に飲んでいます。 お風呂上がりには足下に、冷水シャワーをかける。朝起きたら少し塩辛い物、おみそ汁や梅干しを食べる。運動できる時には軽い運動をする。お水やお茶を気にかけて飲むと言うことを心がけています。 ●治療 説得:本人と家族に、病気をよく理解しバックアップしてもらう。 鍛錬療法により自律神経を鍛える:早寝、早起き、適度な運動(朝の散歩)を勧めます。 自律神経の鍛錬には、乾布摩擦、入浴後の冷水シャワーや足の水か等が効果的です。 薬物療法:本人の症状の程度が強く、頑固な時に使用します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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