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夏休みの宿題で大変だったのは、長女のペーパーブリッジだった。
毎年、国土交通省(旧建設省)が小学校5年生を対象に、ボール紙で橋を作るコンテストを行っている。 もしかしたら中部だけかもしれないけれど、おそらく工事事務所単位で審査するのだろう。 そのコンテストに出品することが宿題だと、娘が言い出したのが8月23日。まだ1週間以上あるからこの週末に作れば余裕かと思っていた。 コンテストというからにはいろいろな条件があって、 1)橋が跨ぐ川幅は30センチ 2)橋の幅は自由でよいが、中央に5センチ×5センチの自動車を乗せられること 3)自動車の重さは1キロあるのでそれに耐えること 4)使って良い材料は、用紙はボール紙2枚、主催者側から配布されたものと凧糸のみ 5)色は塗ってもよい などなど。 まぁ、なるべく条件を揃えようという事だろう。 娘にしてみれば学校の工作ではこんなにはっきりと条件を提示されたことはないのだから、ちょっと面食らっているようだが、こんな宿題だったら、もっと早くに言ってくれればよかったのに。お母さん、こういう工作って大好き!! 夏休み中、楽しめたのに、、、 ところが、そんなのんきなことを言っていられない状況だったのだ。 自分ひとりで作るのだったら、まだまだ1週間ほどあって余裕なのだが、なんと、近所に住む同級生2人と作るのだという。 なんでわざわざそんな面倒なことをするのかなぁ? 一人で作るという選択肢もあったらしいのだが、なぜか3人で作ることにしてしまったらしい。一人で作るより3人の方が楽だと思ったのだろうか? だとしたら、まだまだ甘いぞ! できることなら、一人で作るというように変更したいところだが、いくらなんでも土壇場になって変更というわけには行かないだろう。 それに、材料となるボール紙は、一緒に作ることになっているD君とRちゃんが1枚ずつ持っているのだ。 こうなったら、とにかく3人のスケジュールを合わせて作るしかない。 早速、長女に言って電話でアポを取らせる。 D君は土曜の2時までは大丈夫だけど、土曜の午後と日曜は用事があってできない。 Rちゃんは夏休み中ずっとおばあちゃんの家に行ったきり帰ってきていない。 「どうしよう!!」 とりあえず今日はRちゃんは抜きで練習してみなさい。この辞書がちょうど1キロあるから、これをのせても壊れないようにするにはどんな形が良いか、他のボール紙で実験してみなさい。 それから、次はいつ作るかを相談しなさい。来週にはRちゃんも帰ってくるだろうから。。。 この日は2時間ほどで帰ってきた。どんなものを作るかの計画も立ったようだった。重さもクリアできたらしい。 2回目。前日Rちゃんに電話をしてアポをとる。 やっと材料が全部揃った。 結局、丸1日かけて完成したらしい。現物はD君が学校に持っていってくれるということで見せてもらっていないのだが。 きっとやっつけ仕事でデザイン的にはひどいものなんじゃないかと想像している。 それにしても、本当に大変な宿題だった。 個人で作るのだったらそれほど大変でもなかっただろう。 娘は、相手のあることは大変だということを学んだと思う。 この先、共同で作業しなければならないことも多いだろう。 そんなとき、スケジュールの調整がまず第一だということを痛感できたのではないかと思う。 結果的にはいい経験だった。 ちなみに近所の同級生のお母さんに聞いたところ、、、 Hちゃん グループで作ることになっていたけれど、 それではたいへんそうなので、キャンセルして自分ひとりで作った。 (もっと早くに分かっていれば私もそうしたかった、、、) T君 組んだ子の家が遠くて、1日集まっただけでは作り上げることが出来ず、 提出しなかった。 (無理して出さなくても良かったの?) Aちゃん 完成はしたけれど、橋の長さが30センチなんて知らなかったらしい。 (えぇぇ?) 何人提出したかは分からないが、実際には学校で選抜して、上位のものだけをコンテストに出品するらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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