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「あぁぁぁ・・・」
と悲鳴のような声をあげてだんなが私の後ろを指差す。 振り返っても、私には何も見えない。 「はぁ?」 「そ、そこに・・・」 え??? 「あんなに大きい・・・」 指差す先をよーく見ると・・・蜘蛛。 彼はクモが大嫌い。 クモの出現に備えて、(クモに効くかどうかは判らないけれど)アリキンチョールをリビングに準備。 クモを見ると闇雲に発射してくれるから、臭くてしかたない。 (きっと体にもよくないじゃないのかな?) 足の長さも含めると7センチくらいあるクモなので、動きも速く、スプレーを発射してもどんどん逃げてしまう。 ピアノの後ろに隠れたかと思えば、カーテンの裏に隠れたり・・・ めんどうだから、だんな(とクモ)を残して寝てしまおうかとも思ったが、それもかわいそう。なんとかしてやるか。 これ以上、スプレーをかがされてはかなわないので、掃除機でクモを追いかける。・・・失敗。また出てくるのを待って追いかける。 3回目くらいのときに、手ごたえがあった。 「絶対吸い込んだ!」 でも、「掃除機からでてくるじゃないの?」 出てきやしないよ。 じゃ、紙パックを掃除機から取り出して、ゴミ箱にでも捨てておく?ゴミ箱から出てくるかもしれないよ? そんなに心配なら、明日の朝まで掃除機のホースをガムテープで塞いどけば。 と言ったけど、まだパニクっている彼は、掃除機のスイッチを入れたまま、ホースの口に向かってスプレーを噴射していた。 ま、それで気が済むならいいよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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