eカンニング
京大をはじめ早稲田、立大、同志社など有名大学の入試で大規模なカンニングが行われたようだ。いずれも試験時間中に問題文をインターネット掲示板に書き込み、回答例を募ったもの。京大は京都府警に被害届を出す方針で、府警は刑法の偽計業務妨害容疑などで本格捜査に乗り出すとのこと。 試験場で試験監督員の目を盗み大胆なことだ。試験問題を携帯で入力して送信するには大変な手間がかかるだろうから、いくらなんでもそれは難しかろう。想像だけれど、報道でもいわれているように写メで問題を撮影して送信したというのが可能性が高そう。当然、単独犯ではなく、仲間がいるはずだ。写メを受信した共犯者がパソコンで写真を判読しながらネットに再送信する。解答は犯人宛に携帯メールで送るわけだ。犯人が自分でネットにアクセスして回答を直接読むこともできるだろうが、操作時間が長くなってリスクが大きいと思う。 こんな姑息な手段を考えるのも名門大学とはいえ入学はハードルが高いが卒業は比較的容易。たとえ中退でも肩書きとしては三流大学卒よりは効果が期待できるという現状にあるのではないか。 犯人を捜して厳しく処断することはもちろん必須のことだけれど、卒業の審査を厳正に行うことが重要だと思う。そのために留年が増えるならそれはそれで小子化対策になって大学側にもメリットがあるのではないか。