カテゴリ:今日の出来事
山口は今朝も雪だった。
積雪量は約5センチと予報ほどは降らなかったが、気温が低く、零下3度くらいまで下がった。道路は圧雪状態。渋滞が予想されるので、いつもより15分早く家を出た。今日もヘレンと同伴出勤♪ 家から2キロくらい走ると、峠がある。積雪時は鬼門だ。今日はどうだろうかと恐る恐る登っていくと・・・大丈夫だった。なんだ、大したことはないと思って下りに入ったとたん、渋滞に。数珠繋ぎでノロノロ。ここからさらに2キロ先の交差点から続いているのかなとヘレンと話しながら少しずつ前進。やがて、前方の反対車線にに登ってくる車が見えてきた。歩くより遅く、超ノロノロ。お巡りさん数人が交通整理している。「事故かねぇ」「そうかもね。」と私達。とうとう下り車線は完全に停まってしまった。 実は事故ではなかった。路面がスリップして、坂を登れないのだ。しばらくしてそのことに気付いた。ノーマルタイヤの車がほとんどで、一度停車してしまうと発進できない。タイヤは空しく空転するだけ。ほとんどのドライバーがこういうとき焦ってアクセルを踏む。さらにタイヤはスリップし、コントロールを失う。ハンドルを左(路側方向)に大きく切っているが、車は横滑りして道路中央の方向に寄ってくる。「来るな!あっち行け!」と二人で思わず叫んでしまうが、こちらもその車も窓は閉め切っていて聞こえるわけもない。 お巡りさんが走り寄ってきて「アクセル踏んじゃダメ!」と手を振って合図するが、ドライバーのオバチャン、おもむろに窓を開け、「なに、この道通れないの?通行止め?」そうじゃないでしょ!お巡りさんも朝早くから寒い中の勤務で可哀想。「アクセル踏みこんじゃダメよ。ハンドル真っ直ぐしてゆっくり発進して下さい。」 オバチャン、お巡りさんの言うことなど馬耳東風。アクセル踏み込んで車体を大きく横滑りさせながら強引にスタックを脱出しようとする。お巡りさん、仕方なく後ろから力一杯押してやるが、車はスリップして後ろに下がっている!慌てて近くにいた仲間のお巡りさんや婦警さんが応援に駆けつけてどうやら坂を登っていった。 1台去ってまた1台。後続の車が次々に同じことを繰り返す。自力で登れる車はごく僅かだ。こういうのはさすがに4WDかチェーンを巻いている車。 上り車線の車の列に坂を登れないのが多く、しかも横滑りして下り車線にはみ出して停まっているので下り車線が渋滞しているのだ。お巡りさんはそれを解消すべく出張ってきたようだ。 待つこと30分。大渋滞していた上りの車もようやく解消し、私達の車も峠を下ることができた。残りの行程はほぼスムース。とはいえ、いつもは20分のところをほぼ一時間かかってしまった。始業時間まであと2分というタイミングで滑り込みセーフ。 滑りまくりの朝であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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