カテゴリ:映画エーが
久しぶりにヘレンと映画に行った。最近テレビで宣伝していておもしろそうだと思っていた「最高の人生の見つけ方」。
山口の映画館(シネマコンプレックス)では今までになく観客が多いのに驚いた。しかも、意外に若い人も多い。 映画は一代で財をなした富豪(ジャックニコルソン)と実直な自動車整備工(モーガンフリーマン)が入院先の病院で相部屋になったことをきっかけに展開する。二人とも末期ガンを告知され余命半年、永くて1年と知らされ、人生にやり残したことを考え始める。 整備工は、若い頃大学に入学した直後にガールフレンドを妊娠させてしまい、学業をあきらめて結婚し、家族を守るために一所懸命働いてきた。短かった大学時代の記憶をたどると、好きだった哲学の教授が与えた課題を思い出す。それは、死ぬ(kick the bucket)までにやっておきたい事柄のリストを作ることだった。残された時間は僅かになったとはいえ、入院生活は退屈な時間でもある。整備工は改めてそのリストを書き出してみた。それが現代となっている「The bucket list」。いわば生きている間にやっておきたいことリストというべきだろうが、それがなんで「最高の人生の見つけ方」になるのか。 富豪は同室の男のリストに興味を持つ。そして、その実現を手伝うことで自分の生を意味あるものにしたいと考える。見知らぬもの同士の二人の間に共に死と戦う戦友のような友情が芽生える。 二人はスカイダイビングをしたり、富豪の自家用ジェットを駆ってヨーロッパでキャビアを賞味したり、タージマハル、ギザのピラミッドを見物したり、万里の長城をバイクで疾走したりとリストにしたがって残された人生を楽しむ。 整備工は、富豪の好意に対する返礼として、富豪の分かれた妻のもとにいる娘に会わせることを企むが、それを嫌う富豪と衝突し、喧嘩別れしてしまう。 その直後、整備工は容態が急変し、死が訪れる。 富豪は整備工の葬儀で弔辞を読む。「彼が過ごした最後の数ヶ月はこれまでの長い人生の中で一番幸せな時間だったでしょう。」 ・・・ アメリカ映画にしては+分おもしろいと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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