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2010年07月12日
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カテゴリ:世相雑感
 庶民派の政治家、庶民の痛みがわかる政治家を演じ続ける菅首相。時折見せる眉間にしわを寄せた表情はイラ菅を思わせる。この手の上司には現役時代幾度も仕えたが、部下は萎縮して消極的になり、ますますミスを繰り返すものだ。大臣時代にはそれが前導続行を旨とする官僚に活を入れているように見えて好感度アップにつながった。
 しかし、それは一面であって、別の側面から見れば官僚はいかにすれば大臣の勘気に触れずにすむかという消極的かつ内向きの姿勢に終始したと創造される。つまり、一時的なショック療法としては良いとしても終始イラ菅でいれば組織は上手く機能しないはずだ。

 ブレ菅も顕著。消費税についての発言に見られるように、最初は経済の再建と活性化には消費税導入が不可欠だと言い、それが反発を買うと逆進性を緩和するために低所得者には控除や還付を検討するという。そんなことなら消費税を導入しなくても所得税の税率を上げればもっと簡単に同じことができるだろうに。
 さらに、税負担を軽減される「低所得者」をどの範囲にするかについて300万、350万、400万と反対されるたびに金額が増えてきた。

 こういうリーダーにはふさわしくない言動が有権者を不安にした。今回の選挙戦での民主の不振は国民が一時抱いていた期待感が失望に変わったこと、今後の日本の政治経済外交などへの不安感を表していると思う。







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最終更新日  2010年07月12日 15時31分48秒
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