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2010年10月01日
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カテゴリ:今日の出来事
 山口県にはこれまで地方気象台が下関に、測候所が山口市内にあり、それぞれ気象観測・予報業務をおこなっていたのだが、山口測候所は廃止され、無人のAmedas観測点になった。
 下関の地方測候所も幾度も廃止が取りざたされているが、地元の強い要望でまだ残っている。
 行政改革・経費節減の観点からは人件費を抑制するため地方の機関は廃止が必要だが、地元としては国の機関が削減縮小されるのは地方の存在感が低下することとなるわけで抵抗感がある。

 山口県の場合、下関測候所は福岡管区気象台に隷属し、地理的位置からも山口県の天気を代表するとは捉え難い。気温や風向風速など遠隔測定が可能なデータは無人の観測点から得られるが、雲や視程、降水現象の種類など人の判断が必要となるものは山口県央部、東部からは得られなくなったということだ。

 もちろん、県内には山口宇部空港をはじめ岩国、小月、防府などの飛行場があり、これらの施設でも気象観測は行っているので参考データとしては利用可能であるが、観測の目的・方法並びにデータの処理方法が異なるので気象庁の観測網の代替はできない。
 このあたりは合理化の余地があるかもしれない。






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最終更新日  2010年10月01日 11時23分43秒
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