カテゴリ:映画エーが
昨日の夜、NHKの「坂の上の雲」を見た。とても面白かった。本木雅弘や香川照之らの好演はもちろんだけれど、原作の面白さが良く映像化されていると思う。
もちろん、欲を言えばきりがない。例えば馬に引かれた大砲が張りぼてらしく揺れている光景などは予算上の制約もあることだからご愛嬌というものだ。 舞台となっている明治の時代は革新の時代だ。上は将軍から下は水飲み百姓まで固定化された身分制度に縛られた中で、野心を抱く若者は閉塞状況を打破しようと革命を試みたのが明治維新だと思う。原動力となったのは貧しい下級武士だ。社会の最下層にあった農民は自分たちの境遇を運命として受け止め、自ら抗うことを考えなかったのだと思う。 時代の熱気のようなものが強く直截的に感じられた。続編が楽しみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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