カテゴリ:世相雑感
アメリカのSNSのFacebookがすさまじい勢いで全世界に普及しているというニュース。私も早速始めてみたが、わが国では加入者は少ないようだ。
日本ではインターネットは「匿名性」に重点を置いて語られることが多い。ブログの普及率は世界一とも聞くが、ほとんどがハンドルネームで運用されている。メールにしてもアドレスと実名の関連をできるだけ希薄にしようと工夫する人が多い。 私の知人もメルアドに名前を織り込んでいる人は少数派だ。中には英数字のランダムな組み合わせの、パスワードみたいなアドレスを使っている人も居る。 実名を秘匿するのは、インターネットは便利だけれど個人情報の流出の危険が大きいこと、それを悪用した犯罪に巻き込まれるリスクが大きいことが初期の段階から強調されたためであり、それは当を得た主張であった。現に私のメルアドにも毎日数十通の迷惑メールが送りつけられてきて、これを回避する手段は無い。せいぜいフィルターをかけて迷惑メール専用フォルダーに振り分けて削除するくらい。着信拒否を設定しても次々と送信アドレスを変化させてくるので完全な対応は無理だ。 ブログにも出会い系サイトなどがプログラムで自動書き込みを次々と仕掛けてくる。迷惑なことこの上も無い。 こういう現状にあって諸外国で実名原則のSNSが普及するというのは驚くべきことだ。外国には迷惑メールが無いわけはない。日本以上に多いのだろうと想像する。それをものともせず、失うものよりも得るものに注目するその積極性は今の日本人に欠けているものかもしれない。失敗を恐れて全てにマイナス思考が先にたってしまう。 今年はもう少しいろいろなことに関心を持って視野を広げ、残り少なくなった人生を楽しみたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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