石巻でボランティア活動していた友達が帰ってきた。現地での様子をメールで知らせてきた。
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こんにちは。

昨日の夕刻に横浜に帰りました。　ヘドロだらけになりながら十分な水が無いことによる不衛生が原因か、酷い下痢を起こしたので、予定を早めて昨日帰ってきました。　

場所は石巻で、専修大学の構内が避難所とボランティアセンターになっていて、NGOやNPOの多くのテントが張られ、車中泊のボランティアが沢山集まっていました。　関西からの人も多かったです。　受け入れ態勢は徐々に整いつつあります。
　
現場は酷い有様で、３週間経つのに未だ遺体の捜索が終わっておらず、自衛隊や米軍が活動していました。　まさに「色即是空」の世界で、写真を撮る気も起きませんでした。　

捜索収容は自衛隊、米軍、警察、消防が、炊き出し等は衛生管理の必要からしっかりした団体が行っています。　医師や看護士等の資格の無い一般のボランティアの活動は主に津波の被害を受けた民家や幼稚園等の依頼を受けての家具・電気製品や畳の搬出と泥の除去で、埃とヘドロにまみれる肉体労働です。　津波がきた所には１０ｃｍほどの油交じりのヘドロが堆積しており、また畳の下にも何故か１～２Cmのヘドロが溜まっていて、その除去は大変でした。　水を吸った畳は大変重く、大の男が３人がかりでやっと運べるほどです。　作業は大勢の人手によらざるを得ず、年寄り世帯にとっては大助かりだと思います。　ボランティアは若い人が多く、スコップを握るのも初めてでしょうが、泥にまみれながら黙々と作業しており、日本もまだまだ大丈夫という気がしました。

石巻市内でも帰る頃にはコンビニにパンが少々並び、ガソリンも１時間ほど待てば３０００円分ほど買えるようになっていました。

家に帰って、家族がいて、ご飯を食べ、風呂に入れるという、ごく普通の生活が出来る幸せを感じた次第です。

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テレビ映像で見ても凄惨な状況が伝わってくるが、現地で実際に体験するとそれ以上のものがあるようだ。
お疲れ様。ゆっくりと体を休めてください。