仕事の帰りに入院中の母を見舞おうと病院に向かっていたら、頭上をジェットヘリが低高度で山口市内の中心部へ向かって飛んでいった。テレビ局のヘリのようだ。

何だろう。平日の夕方だし、お花見の取材でもないだろうにと車を走らせていたら、市内の中心部に近い小山から煙が上がっている。煙の勢いは焚き火や草焼きではなさそう。まず間違いなく山火事だろう。病院に近づくと山火事の現場も近くなる。市内山手の赤妻地区辺りのようだ。
近くにヘレンの実家もある。早く鎮火すればよいが。

さらに近づくと、煙ばかりではなく炎も見えてきた。あちこちにチョロチョロと小さな炎がでている。距離があるから小さく見えるが、実際はかなりの大きさだろう。ヘリが撮影のために低高度で現場へアプローチしている。吹き下げ流で山火事を煽るようなものだ。報道のヘリは消火活動の妨げになる上、火勢を強めることもあって迷惑千万。どうにかならないものかといつも思う。

地図で見たらゴルフ場の近くだ。春の陽気に誘われて、ゴルファーかハイカーのタバコの火かなにかが燃え移ったのだろう。山の所有者は気の毒だが、それ以上に住宅街がすぐ側にあるので危険きわまりない。週末は雨の予報とはいえ、それまで待てない。人家に延焼しないことを祈るのみ。