カテゴリ:世相雑感
米ミシガン州で7歳の男児が別居している父親に会いたいと義父の車を運転して走行中、自宅から20マイル離れた路上で警察に保護された。
地元メディアなどによると、子供が車を運転しているとの通報を受けた警察が男児を保護、けがなどはなかった。速度は一時、時速50マイル(80キロ)も出ていたという。 男児ははだしにパジャマ姿で、泣きながら「お父さんのところに行きたい」と訴えたという。同居している母親はまったく気付いていなかった。(共同) 昔は「子はかすがい」といったもの。夫婦間の軋轢も多少のことは子供のことを考えてお互いに我慢した。今は子供よりは自分の人生優先。好き合えば結婚し、行き詰れば躊躇無く離婚。子供には選択権は無い。くだんの子供は余程分かれた父親に懐いていたのだろう。母親ももう少し子供の話を聞いてやるべきだったかもしれない。 それはそうとして、子供や老人が車を運転して事故になる例が少なくない。ぐずる幼児を車においたまま買い物をしていたら、子供がシフトレバーを動かしてしまい、店に突っ込んだという事故があった。(この話をしたら英語講座アメリカ人の講師「私も3歳の頃やったことがあるよ。玄関に突っ込んで家がひどく壊れちゃった。」とのこと。) 高齢者ブレーキとアクセルを踏み間違って立体駐車場から墜落したり歩行者をはねてしまう事件もよくニュースになる。 どちらも走る凶器といわれるほど一歩間違うと人の命を奪うほど危険なものでありながら3歳児や惚け老人でも簡単に操作できるという簡便さが仇となっている。 事実、マニュアル車ではこの手の事故は少なかった。マニュアル車を運転できないほど未熟であったり能力が低下していれば車の操作は困難だったことが抑止力となっていた。 ユーザーフレンドリーも度を越すと危険要素となる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年06月23日 13時59分38秒
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