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2011年07月27日
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カテゴリ:世相雑感
 中国の高速鉄道追突事故で見えてくるものの一つが、あの国では為政者の発想が戦時のそれだということ。

 事故原因の解明より輸送力回復を優先することはまさに戦時の発想だ。戦車部隊が鉄橋を渡河進軍中に故障車を鉄橋から落として進軍を続けるというシーンを映画で見たことがある。あれだ。同じ光景を今回の鉄道事故現場の映像の中に見ることが出来た。

 ニュースの中で、中国の鉄道は急速な路線拡張で運転士など要員の教育訓練が間に合わず、僅か10日間の訓練で高速鉄道の営業運転に配置した例もあるという。これは戦時速成教育の発想ではないだろうか。しかも規定の二倍に近い長時間の勤務をさせることすらあるそうだ。
 平時の認識なら路線に見合う量の機材とそれに必要な要員養成を平行して進めるはず。

 隣国は戦時中なのだ。そう納得すれば領土の拡大性向や人権・知的所有権軽視の問題なども分かるような気がする。
 ただ、故障車両を衆人環視の中地面に埋めてしまうという行為は理解に苦しむ。事故原因を隠蔽して特許取得・第三国への売り込みに障害とならないようにすることが狙いならこれらの行為を秘密裏に行わなければ意味が無い。しかもそれを避難する輿論を受けて一度埋めた事故車両を掘り出して事故調査を再開するというにいたっては想定外。







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最終更新日  2011年07月27日 09時42分50秒
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