カテゴリ:今日の出来事
山口国体の後を受けて22日から三日間の予定で開かれた全国障害者スポーツ大会山口大会も最終日。心身に障害を抱えている人たちの熱戦も今日で幕を閉じる。
私はスポーツにはあまり関心がない方なので積極的に観戦・応援はしなかったが、テレビのローカルニュースは地元開催だけに大会の模様を積極的に報道している。思わず見てしまうが、どのゲームもそれぞれの選手が全力を尽くしていてすばらしい。中には健常者を凌ぐほどの運動能力を発揮している種目もあって、ハンディキャップがあるにも拘らずすばらしいプレーをしている姿に頭が下がる。 障害を持っている人に接する態度を考え直す必要があるのではないかと思う。ハンディキャップがあって周囲の手助けを必要としているとは限らない。中には自立した生き方をしようとして自分で出来る限りのことをしたいと考えている人もいる。周囲の同情や援助をありがたいと思いながらも独力でできることを少しずつ広げたいと思う人たちだ。そういう人にやみくもに援助を押し付けるのは歓迎されないだろう。 だからといって、手を貸してほしいと思いながらも遠慮して言い出せないという人も少なくはないはずだ。視覚聴覚などの障害でコミュニケーションがうまく出来ない場合もある。周りにいる健常者が気を配って手を差し伸べるべきか否かを判断して障害者が必要とする範囲で援助してあげるよう努めたいものである。 多数の障害者の皆さんと出会う機会となった山口大会のもう一つの意義はこういうことを実体験として学ぶ機会を得ることなのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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