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カテゴリ:目標に向かって
女性起業塾に通っていると、さまざまな目標を持った女性たちと出会います。
会社をつくって経営者になることを目標にする人。 自分の専門分野や趣味を生かしてビジネスを立ち上げたいと思っている人。 社内の新規事業立ち上げを成功させるために経営者脳を養おうとする人。 どんなカタチにせよ、自立して自己実現を図りたいという人。 私は、いつか自分で仕事をしていきたいと思っています。 でも、まだどんな仕事を、どんなスタイルでするのがベストなのかは分かりません。 上の例に挙げた中では、4つ目の「・・・・自己実現を図りたい」というタイプです。 じつは、起業塾の同期の中でも、いちばん多いのがこのタイプに入る人です。 私を含むこのタイプの人たちが陥りやすいワナがあります。 それは、「他人に振り回されやすい」ということです。 自分がそうだから、他の人がワナにはまっているときの気持ちがよく判ります。 「あの人は○○の専門家だから、それを使ってすぐ起業できるだろう。」 「あの人は△△の経験が豊かだから、すぐ成功するに違いない。」 と他人の良い点がものすごくうらやましく思え、ふと 自分を振り返ると、 「その点、私には○○の知識もないし、△△の経験もない・・・。」 と、自分にないものを嘆いてしまうのです。 そして、「じゃあ、私もとりあえず◇◇を目指してがんばらないといけないのではないか。」 と、なにか具体的なカタチを探し始めます。 とにかく、なにかカタチになっているものを手に入れないと前に進めないような気になるのです。 それは、資格だったり、具体的な職業の肩書きだったりします。 そして、カタチをまず決めて、それを目指して走り始めようとします。 何かを目指してがんばることは、すばらしいことじゃないか。 と思われる方もいるかもしれません。 けれど、じつはそれがワナだということを最近になって知りました。 私は書くことが好きなので、短絡的にライターになりたい、 と思ってライターを目指した時期がありました。 しかし、毎日何時間も家でひとりでパソコンに向かって書いていると、 どんどん引きこもりのヒッキーになっていき、 外のことに関心も示さなくなり、 うちへうちへと気持ちまで閉じこもりがちになっていったのです。 これは私の求める「働く姿」ではありません。 でもそれが、ライターという肩書き(カタチ)を求めた結果だったのです。 私の場合、まずどんな風に仕事がしたいのか、 自分が仕事をした結果、周りがどんな風になれば嬉しいのか、 という「思い」がなかったのです。 ですから今度はちゃんと、どんな「思い」を実現したいのか、という部分を 最初に明らかにすることから始めなくちゃいけないのかな、と思っています。 「カタチ」から入っても、「思い」の実現に到達するかどうかはわかりません。 「思い」から入ると、必然的にそこまでの手段、つまり「カタチ」が見えてきて、 それから行動に移すと無駄足を踏まなくてもすみますよね。 それに、その中でどんなカタチを選ぶにしても、 「思い」がしっかりしている限り目標がぶれることはありません。 いま、私はその「思い」探しに懸命になっています。 まだぼんやりと漠然としていますが、 「思い」が鮮明になればなるほど、 それから逆算して行動計画を立てれば、後は突き進むだけですから。 目標が見つからずに焦っている人は、まず 心の底からからフツフツと湧き上がってくる「思い」や「なりたい姿」を見つけることに 時間をかけてみてはいかがでしょうか。 「思い」から入るのではなく 「カタチ」から入りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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