2006/04/15(土)10:19
カラダに隠された言葉(ボディランゲージ)について!
今まで、キネシオロジーの基本的な方法について、色々とご紹介してきました。
でも、やっぱむずかしくってわかんないなぁという方にもキネシの知識なしで使える、「心と体とを癒す道」について書かれている本をご紹介したいと思います。
「こころを癒すとカラダが癒される/チャックスペザーノ著/VOICE刊」という本です。
この本は、チャックスペザーノ博士が創始した「ヴィジョン心理学」という方法です。
博士は、これまで病気やその症状、健康の問題を扱ったセミナーでたくさんの人々を援助してきた実績があります。そして、多くの人たちがマインド(意識)を通してカラダの問題を癒すことができたという喜びを報告しています。
博士の実践によると、私たちがいつも考えていることと病気やその症状との間には関連性があり、マインドの中の葛藤が現れるなら、マインドの中の葛藤を癒せば、カラダを癒やせるということです。
マインド(意識)の葛藤はカラダに現れます。しかし、自らの葛藤を隠そうとして、私たちは問題がないように否認したり、抑圧し、あらゆる防衛手段を使います。すると意識的な気づきがブロックされ、自分が直面している感情や課題がわからなくなります。
自分をうまく欺いているのですが、自分を欺き続けていると、葛藤はカラダに刻みこまれ、比喩や象徴として何が課題なのかを病気を通して表現するようになるということです。
この本では、病気やケガをしているカラダの部位とその症状を、比喩という観点から見ることで、無意識を読み解く方法をとっています。表面意識ではそんなテーマを自分はもっていないと否認していても、無意識はカラダと病気を比喩として、そのテーマの存在を私たちに伝達し続けるわけです。この本では、カラダの部位の情報以外にも、病名と関係する感情についても
書かれていますので、クライアントの心理状態を観察したり、本人に「そのような気持がたまっていませんか?」とフィードバックをもたれると、カラダの問題だけでなく、心の面にもアプローチする助けになると思います。
例)髪-髪の問題は、保護の喪失を表し、人生の何らかの分野で無防備だと感じている。
顔-否定や欺瞞ではなく、物事と向きあうという意味。顔に問題がある時は、直面できな
いことがある。
病気の例)アレルギー
アレルギーは、体外物質に対するカラダの過敏な反応です。アレルギーをもっている物資
は、「私たちが自分自身について非難し、拒絶し、分裂させてしまった部分」を表しており、
それに対してアレルギー反応を使って自己攻撃をしているのです。ですから、アレルギーは
自己批判に基づいており、何らかの点で「人生への抵抗」を示唆しています。
ナルシズム(自己陶酔)の隠れた要素があり、それが過敏症となって行動に現れているの
です。アレルギーはまた、あなたの周囲にこれまで有害な人や状況があった、という未完了
な課題からきていることも考えられます。この場合、「自分が有害、毒である」と思い込んで
いる、深いレベルのネガティブな自己概念があるということです。
後この本のすばらしいところは、「病気に関する12の深層心理」と「癒しの12原則」についても書かれています。
私は、これをキネシオロジーで選び、私のクライアントにまとめたものを配布したりしています。けっこう使えますので、参考にしてみて下さい。