いわぴいのドラマ日記

2008/10/18(土)13:22

ドラマ・流星の絆 ~第1回~

ドラマ(776)

 おもしろいっ、面白すぎる~っ!さすが宮藤官九郎の脚本ですねぇ。途中は笑いすぎて死ぬかと思いました。かといってサスペンス部分を台無しにするわけでもなく、絶品のストーリー展開を初回から提供してもらったような気がします。笑いあり、涙あり、そして復讐あり。今クールの期待作が満を持して幕をあけました!  もし流星を見に行っていなかったら・・・、3人の兄弟は両親と一緒に殺されて、この物語が生まれることもなかったのでしょうか?このドラマが終わったときに投げかけるであろう疑問がふと頭をよぎりました。「警察なんか当てにしない。大人になったら3人で犯人を見つけて殺してやろう」という功一の言葉がいきなり胸に突き刺さりました。  宮藤作品には珍しく完全なシリアス路線でいくのかと思いきや、そこからは彼の世界へ一直線でしたね。二宮和也をキモいオタクで友達もいない長男に仕立て上げ、次男の泰輔役の錦戸亮は借金まみれで何をやっても長続きしないプータロー、唯一まともかと思われた妹の静奈も上司と喧嘩して会社を辞めてしまうなど、どちらかというと「池袋ウエストゲートパーク」的な雰囲気を醸し出していました。泰輔が功一に向かって「俺の保護者かよ」と言ったあと「・・・保護者だよ」と返すシーンや、静奈が騙し取られた金を取り返す作戦を立てた功一に向かって「きもっ!」と言い放つ場面では爆笑が止まりませんでした。  まわりの役者陣も絶妙の演技を見せてくれていましたね。フジテレビ「コード・ブルー」からそのまま戸田恵梨香と一緒にTBSにやってきた寺島進・りょうのコンビが息のあった3人の両親役で出演していましたし、三浦友和も二枚目とも三枚目ともつかない感じで、同じ東野作品である「白夜行」の笹垣とは違った意味で三人を見守る刑事役を演じてくれていました。久しぶりにあったと言っていた柏原の表情は、時効寸前でも犯人を捕まえられない事件の被害者の子供たちを自分の子供と重ね合わせているようにも見えました。ひょっとすると、白夜行とは違った展開になるかもしれませんね。  ただ、そんな絶妙な笑いと役者陣の演技の中、3人が復讐を誓い、今回の詐欺と同じような犯罪を繰り返していくことは間違いないでしょう。笑いの中で時折見せる今回のラストシーンのようなシリアスな場面のときがもっとも3人の人間性に触れることができるときなのではないでしょうか?そんな登場人物一人ひとりの感情の動きを、それぞれのシーンの中で嗅ぎ取っていけたらいいですね。それにしても、今回の戸田恵梨香のひとつひとつのシーンがかわいらしかったですねぇ・・・。そちらにも釘付けになってしまいそうです(照) 人気blogランキングへ 週刊ブログランキング TV Drama★Ranking 週刊ブログ王 ブログランキングに登録してみました。よかったらクリックしてください。宜しくお願いします。 ドラマ日記トップへ        流星の絆/原作本      白夜行 DVD-BOX

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