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カテゴリ:論文
森子大物忌神社をお参りしてきました。
ここは昔鳥海山修験の拠点の一つ(滝沢修験)で登山口でもありました。 秋田県由利本荘市森子にあります。 ここは無人神社なのですが、薬師三尊が祀られているのです。そして、これらの他にも十二神将もあるのです。これらは非公開の秘宝です。 ここへ来られたのは、この神社の総代の一人で、元由利小学校の校長先生で、私の先生で友達の佐藤金市先生のお計らいのお陰で、この神社の多田宮司とこの神社の文化保存会の多田厚会長にご案内いただきました。 いつも閉まっていた扉が開けられると、中は広くて立派な神社の内部でした(私はがらんどうの部屋を想像していました)。お話を聴き、三尊のうち、日光菩薩と月光菩薩、及び十二神将の像を間近でお参りさせていただきました。写真もよろしいということでしたが、私は控えることにしました。 これらの像を見る前に、宮司様にどうすべきかうを伺ってから、神道風のお参り(仏像がありますが)、 二礼二拍手一拝 を心を込めて、できる限り丁寧に行ないました。 ここは、大昔、仏教の坊さん、龍洞荒法師(今のにかほ市の)が11300年近く前にここに鳥海山登山道を開き、修験道の拠点とし龍洞寺を作り、そこに勧請して作った、森子大物忌神社で、薬師様は慈覚大師による木彫りの像だとされています。但しこの像は宮司様以外見ることはできないものです。その他の像は江戸時代になってからの作であるようです。一番栄えたときには、33にも及ぶ僧坊があり、登山客(道者)を宿泊させ、登山の案内をしたのだそうです。 参拝後、いろいろお話し(但し秋田弁で分からないところが多かったですが)、今、参拝客が少ないこと、御朱印(今そこいら中の神社で作っている)を作ったらどうか、周りのお掃除などが大変だ、いうようなことが話題に上りました。 勿論、氏子が少ない(昭和60年頃70戸;由利町史によると)ことや、高齢化で、お祭りだって、どんなに大変なことでしょう。お神輿を担いで300段の階段を登らなくてはならないのです。 はっきり言えることは、氏子の数が減っても、高齢化が進んでも、神社のある森子と妙法地区の住民の皆様の団結と大変な努力により、この神社がしっかりと守られてきたのです。 一方、地元の由利本荘市おいてさえ、この神社の知名度が低いのです。私が、行く前に、多くの人達にお参りするのだと自慢しても、行ったことのある人はほとんどいないし、名前も知りませんでした。 さらに、 参拝の次の日、市の図書館と郷土資料館に森子神社のことを調べに行ったとき、図書館で会った2人も、資料館で応対して下さった2人の館員も、この神社についてあまり知識がないようでした。 特にびっくりしたのが、資料館では、展示室に鳥海山の大物忌神社(森子も含む)の説明もあったことです。そして、私がこの説明の基となる資料があるのではないか、と聞いたら、ここにはない、との答えを受けたことでした。 そして、諦めた私が帰りがけに、窓口に、 「史跡鳥海山」ー国指定史跡鳥海山文化財調査報告書ー、由利本荘市、にかほ市、遊佐町、 (2014)(426ページ)。 という調査報告書を見つけてしまったことです。私の知りたかったことはこれに書いてあったのです。1000円でこれを買ってきました(厚くて重い本でお買い得)。 神社の内部そのものも、仏像も立派で感心したのですが、これまで既に何回かここに来ていて、神社の内部以外のところを見たり、感じたりしている私にとって、ここは、 森子神社は神の山、 いや、山全体が神と言うべきでしょうか、 というのが、私の印象です。この印象は、神殿の内部を見る前のものも合わせてのものです。長い階段を登るときも、立ち止まっているときも、山菜(ミズ(ウワバミソウ)が沢山ある)を採っているときも、深呼吸をしているときも、それらの過程で、私の体全体が感じたことです。清々しさというのでしょうか、神様でもいるのかと思うことでしょうか。 神社がある山(八乙女山という)、そこにある木や草も空気も、です。さらに、ここに住み、この神社を守り続けてきた人々の気持(心)もその行動も、風も、香りも、皆含めて、「神」(もっとも、何が神様かをも知らない私ですが)を感じるのです。他のことは忘れて、気分の良さだけを心(これも私にはよく分かりませんが))に感じるのです。 これが、昔のこの国の神様の考え方なのでしょうか。 とにかく、私はここが大好きなのです。もっともいいと思ったのは、ミズを採ったときと、登り口の階段の一番下のところで友達とお弁当を食べたとき、のようです。 一言でいうと、ここへ来ると、「神を感じる」のでしょうか。 (因みに、私の友達2人も、私と同じような気持になっています。7/14記) 帰りがけに、ご案内いただいた3人の方々に、森子神社を私のホームページで紹介すると言ってしまった一方、あんまり宣伝が効いてしまって、多くの人達がここへ来て、御朱印を求めたり(今はまだない)、にぎやかに歩き回ったりしたら、私の「神の山」ではなくなってしまうのではないかと思うのです。 ということで、4日の参拝で見せていただいた森子神社内部の詳細な様子はここでは紹介しませんでした。それより、帰りがけに、神殿のすぐそばで私が採ったミズの写真をお目にかけます。ほんの少し採らせていただき、ホテルに持って帰り、ちょっとげんなりはしていましたが、ミズの葉の緑の美しさに感動してしまいました。普通は、葉をむしり取り、茎を食べるのですが、今回は、葉をつけたまま水に漬けておいて、元気を取り戻したところで、花束だはなく「葉束」にして、ここのミズが大好きになった、親友S1さんに上げました。とても喜ばれました。S1さんは鑑賞した後、全部美味しくいただいた、と言っていました。その写真がこれです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私も、本荘生まれなのに、まだ行ったことがありません。ここにずっと住んでいると、この土地の良さがわからないということでしょうか。
近いうちに行ってみようと思います。 長い間あなたのホームページを見させていただき、わが市について新しいことを学ばせていただいています。 ありがとうございます。 Aより (2019年06月16日 04時04分54秒)
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